オープニングファイト第3試合は、アデム・ベラシVSアティラ・ドロパンのハンガリー同士のカードが組まれた。ハンガリーのレベルをさらに上げるためにも、不可欠のサバイバルマッチといっていい。アティラ・カラチに続く強豪は生まれるのだろうか。 1R、ベラシは右ローキック、右ハイキックを放つ。さらに左ハイキック、ジャブから前蹴りとリズミカルに攻撃。ドロパンは、左ローキックを返す。ベラシは、右ハイキック、左ミドルキック、ローキックと上中下に散らしていく。ドロパンの攻撃は、決して流れるような動きではないが、パンチや蹴りのタイミングが遅れて出てくるため、ベラシは不用意に攻めることはできない。ややベラシが優勢のまま、ラウンドが終了した。 2R、ドロパンは右ストレート。ベラシは左ローキックで応戦。ドロパンは、ローキックを連発させる。とくに左ローキックがいい。ベラシも負けずと右ヒザ蹴りをヒット。さらに右ローキックを当てて、KOを狙っていった。 3R、前蹴り、右ローキック、左フックを繰り出すベラシ。ドロパンは、回りながらこれをかわす。するとベラシのハイキックがドロパンに浅く入る。一瞬、グラつくドロパン。だが、ここからドロパンの猛反撃が始まる。ワンツー、フック、後ろ回し蹴りと激しい攻撃で攻めるドロパン。スタミナが切れたのか、ベラシの動きが遅くなる。ドロパンは最後まで殴り続け、判定勝負へ持ち込んだ。判定は2−1となる接戦で、ドロパンが逆転勝利を収めた。■ |