第9試合◎スーパーファイト◎K-1ルール/3分3R延長1R
× 安廣一哉
(日本/正道会館)
vs イ・スファン
(韓国/韓国体育館)
3R判定3-0 
※25-30、26-30、26-30。安廣は1Rに左ストレートでダウン1、2Rに右アッパーでダウン1あり
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 MAX世界大会決勝戦の直前に組まれたスーパーファイトには、“MAXの太陽の子”安廣一哉が登場する。いつも元気を与える試合をする安廣と闘うのは、“韓国の大砲”イ・スファン。強烈なミドルキックを武器にするスファンは、開幕戦でキシェンコと闘い、不覚をとってしまったものの、まだ本来の力は出し切っていない。安廣との試合は、派手な蹴り合いとなりそうだ。
 1R、スファンは得意の蹴りから放っていく。ハイ、ローと上下に散らす。安廣は右ローキック。スファンはミドルキックをヒットさせる。スファンの左ミドルキックでスリップする安廣。右ローキックを蹴って、下から崩しにかかるが、クリーンヒットはしない。スファンは左ストレートを連続で繰り出す。安廣はヒザ蹴りで応戦。右ローキックを連発。だが、スファンの左ストレートが入り、安廣がダウン。ダメージはあまりないようで、安廣はストレートを返していく。
 2R、スファンは左ストレートを連発。安廣は右ストレート、右ボディストレート。スファンは前蹴り、そして左ストレートを放つ。安廣は、胴回し回転蹴り。これをかわしたスファンは、ヒザ蹴り、ローキック、そして左ストレート。このストレートで安廣はダウンを喫してしまう。立ち上がった安廣は、左ボディから右のパンチで反撃するが、スファンに当たらない。バックブローの奇襲も、スファンはかわす。安廣は右フックを繰り出すが、決定打を与えることができなかった。
 3R、スファンは左ミドルキック。右ローキック、ミドルキックで安廣の止めを刺しに行く。さらに左ストレート、ヒザ蹴りが飛ぶ。安廣は、守るのが精一杯か。ヒザ蹴りや右のパンチを返すものの、スファンの反撃を受けてしまう。それでも安廣は、最後までフックで倒しにかかる。スファンは、左のストレートを打ちつつ、左の蹴りをヒットさせる。お互いのパンチ、蹴りが飛び交うが判定決着へ。ダウンを奪っているスファンが勝利を収め、安廣が涙をのんだ。■

 
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安廣一哉のコメント

※病院へ直行したためノーコメント■



イ・スファンのコメント

イ・スファン――試合の感想は?
スファン 試合前の準備が思った通りにできなかったのが残念でした。大学もありましたからね。だからボク本来のアグレッシブな試合を見せることができませんでした。次はぜひ、もっといい試合を見せますよ。■