第7試合◎世界一決定トーナメント準決勝戦(1)◎K-1ルール/3分3R延長1R
魔裟斗
(日本/シルバーウルフ)
vs アルトゥール・キシェンコ ×
(ウクライナ/キャプテン オデッサ)
2R0分41秒、KO ※左フック
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 準決勝へ進出したのは、MAXの絶対王者のブアカーオを倒した魔裟斗。そして、今大会の台風の目になりそうな“ウクライナの貴公子”アルトゥール・キシェンコだった。どちらもダメージはありそうだが、はたしてどこまで闘えるのだろうか。
 1R、キシェンコは右ローキック。魔裟斗も右ローキック、左ローキックと連発。さらにワンツー、右ローキックで倒しにかかる。キシェンコは鋭いジャブ。魔裟斗は右ローキックを連打。さらに左ミドルキック、左ストレートでキシェンコを潰しにかかる。キシェンコは右ローキック。そして得意の左ボディブローが魔裟斗に襲い掛かった。ボディブローをもらった魔裟斗だが、それは感じさせない。インローと何発もキシェンコに入れる。バランスを崩すキシェンコ。魔裟斗は、インローを何度も入れて、優位に立った。
 2R、キシェンコは左ストレート。魔裟斗も右フックを返す。そして、右ローキックをヒットさせる。魔裟斗は左ローキック。キシェンコは前へ出て、左ストレートを出していく。魔裟斗は打ち合う。その直後、世界をとった左フックがキシェンコのアゴを打ち抜いた。ガッツポーズで勝利を確信する魔裟斗。キシェンコは立ち上がることができず。その瞬間に魔裟斗のKO勝ちが決まり、決勝進出を決めた。■

 
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アルトゥール・キシェンコのコメント

アルトゥール・キシェンコ――1試合目の感想は?
キシェンコ 1試合目は大変でした。3Rが終わった時点で、ジャッジは延長と判断しましたからね。ザンビディスはパンチが強かったです。でも、運はボクにあったということですね。
――準決勝は?
キシェンコ マサトに関しては、元王者だけに強かったです。マサトとの試合は、始まってすぐにいいパンチを食らってしまいました。でも、若いボクにとって、マサトとの対戦が最後になるとは思っていませんよ。
――1試合目の疲れはあった?
キシェンコ 正直、8人のトーナメントに参加するのは2回目なんです。この前のK-1ヨーロッパ大会が初めてですから。今回は2回目だったから、まだトーナメントには慣れていないんです。まだこれからだと思います。■