準決勝へ進出したのは、MAXの絶対王者のブアカーオを倒した魔裟斗。そして、今大会の台風の目になりそうな“ウクライナの貴公子”アルトゥール・キシェンコだった。どちらもダメージはありそうだが、はたしてどこまで闘えるのだろうか。 1R、キシェンコは右ローキック。魔裟斗も右ローキック、左ローキックと連発。さらにワンツー、右ローキックで倒しにかかる。キシェンコは鋭いジャブ。魔裟斗は右ローキックを連打。さらに左ミドルキック、左ストレートでキシェンコを潰しにかかる。キシェンコは右ローキック。そして得意の左ボディブローが魔裟斗に襲い掛かった。ボディブローをもらった魔裟斗だが、それは感じさせない。インローと何発もキシェンコに入れる。バランスを崩すキシェンコ。魔裟斗は、インローを何度も入れて、優位に立った。 2R、キシェンコは左ストレート。魔裟斗も右フックを返す。そして、右ローキックをヒットさせる。魔裟斗は左ローキック。キシェンコは前へ出て、左ストレートを出していく。魔裟斗は打ち合う。その直後、世界をとった左フックがキシェンコのアゴを打ち抜いた。ガッツポーズで勝利を確信する魔裟斗。キシェンコは立ち上がることができず。その瞬間に魔裟斗のKO勝ちが決まり、決勝進出を決めた。■ |