第2試合◎リザーブファイト(1)◎K-1ルール/3分3R延長1R
× 小比類巻貴之
(日本/BRAVI RAGAZZI)
vs ヴァージル・カラコダ
(南アフリカ/ウォリアーズ ミックス マーシャルアーツ アカデミー)
3R1分56秒、KO ※右フック、2ノックダウン。3R、小比類巻は左ストレートでダウン1あり
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 開幕戦でツグト“忍”アマラを破り、ノリにノッテいる小比類巻貴之。最近はケガや不調によって本来の力を出すことができないで苦しんでいたが、前回の試合で復活をアピールした。今回はリザーブファイトからの出発となるが、チャンスが回ってくる可能性も多いだけに、ここは突破したいところだ。対するヴァージル・カラコダは、開幕戦でクラウスに肉薄したばかり。初代王者を相手に一歩も引かない打ち合いを見せた。2人ともリザーブファイトで終わることは納得できないはず。お互いのプライドをかけた試合になりそうだ。
 1R、ヒザ蹴りを見舞う小比類巻。右ローキック、右ミドルキックをヒットさせる。ヴァージルは左フック、ボディブロー、アッパーと小さいパンチで勝負をかける。接近するヴァージル。首相撲を仕掛ける小比類巻。ヴァージルは頭をつけながらボディブロー連発。小比類巻はヒザ蹴りを繰り出す。だが、この攻防が続き、小比類巻はクリンチを注意されてしまう。さらにヴァージルは、頭をつけてボディ連打。小比類巻はヒザ蹴りを繰り出すが、クリンチが目立ち、警告を出される。小比類巻はローキックをヒットさせるが、ヴァージルはフックで返す。
 2R、小比類巻は前蹴り。だが、これをかわしてヴァージルはパンチを連打。また首相撲の展開となる。ヴァージルは頭をつけつつパンチを連打。小比類巻はヒザ蹴り。ヴァージルは、隙を突いて左フックを打っていく。小比類巻もアッパーを打つが、ヴァージルのパンチの連打が襲い掛かる。しかし、どうしても小比類巻は首相撲の展開となってしまい、警告を受けてしまう。
 3R、ヒザ蹴りを繰り出す小比類巻。ヴァージルは右アッパー。小比類巻はヒザ蹴り、前蹴りを使うが、ヴァージルはフック、アッパーとあくまでもパンチで勝負をかける。首相撲に逃げる小比類巻に、減点1が与えられてしまう。あとのない小比類巻は、胴回し回転蹴り。これをかわしたヴァージルは、左ストレート。これがヒットして、小比類巻がダウンだ。立ち上がった小比類巻に、ヴァージルはパンチを連打。小比類巻もパンチを返すが、ヴァージルの右フックでKO負け。ヴァージルがリザーバーの権利を獲得した。■

 
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小比類巻貴之のコメント

小比類巻貴之――試合の感想は?
小比類巻 自分のミスでホールディングを取られて、それが気になりました…。3Rに右のボディを警戒していたら、左のボディを食らってアバラを痛めたんです。途中から力が入らなかったですね。
――相手は頭から突っ込んできたが?
小比類巻 やりづらかったです。頭から入ってくるとは…ヒザを警戒してくるのは分かっていたんですけどね。レフェリーには言ったんですけど、相手にも注意していると言われました…。ありがとうございました…。■



ヴァージル・カラコダのコメント

ヴァージル・カラコダ――試合の感想は。
カラコダ 試合の結果を受けて一安心さ。試合には満足しているよ。前回、日本で試合をしたときはボクの実力を出し切れなかった。今回の試合を通じてボクが本来、トップ8のファイターだということを証明したかったんだ。ザンビディスやクラウスを倒しているコヒルイマキを倒せて、それを証明できた。安心しているよ。■