第10試合:スーパーファイト◎K-1ルール/3分3R延長2R
ピーター・アーツ
(オランダ/チーム アーツ)
vs ボブ・サップ ×
(アメリカ/チーム ビースト)
1R 0分26秒 KO ※ヒザ蹴り
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  昨年のオランダ大会でのドタキャン事件を発端に、お騒がせ男となっているボブ・サップ。二度とK-1のリングに戻って来ないかと思われていたが、電撃和解。急転直下で、今回の出場が決まった。しかも対戦相手は、ドタキャンにより、急遽、アーネスト・ホーストの引退試合の相手を務めたピーター・アーツ。前日の記者会見では、「アーネスト、お前をリングに引きずりだしてやる」とサップが吼えると、ホーストは「ピーターを倒してから言え」と冷静に切り替えした。そして、そのやり取りをみていたアーツは、「オレが勝つのでそれは無理だ」と主張し、三つ巴の様相を呈してきた。
 お馴染みの入場曲で現れたサップ。今度ばかりは逃げも隠れもしない。だが、会場はブーイングの嵐だ。そしてアーツが登場すると、逆にスタンディングオベーションとなった。
 1R、ついにゴングが鳴らされた。サップはいきなり突進。アーツの両足にタックルをすると、そのまま倒れ込んだ。立ち上がって、再び、仕切り直しに。すると、またしてもサップはイノシシのように突進。アーツは前蹴り、そしてヒザ蹴りをサップのボディへ。これがまともに入ったのか、アーツの足を抱えたまま倒れ込むサップ。苦悶の表情を見せてサップは、立ち上がれない。そのままテンカウントが入り、何もできずにKO負け。アーツが勝利を収め、「サップがやったのはタックルのみ。こんな試合で終わってごめんなさい。次回は、もっとマシな試合になるでしょう」とマイクを通して謝罪した。■
 
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 ピーター・アーツのコメント
aerts「ああいう形で短い時間で終わってしまったことに関してはひじょうに残念だ。今回は本当に一生懸命、練習もしてきたからね。試合の中でパンチとかヒザ蹴りは出せたけど。(ヒザ蹴りが入った感触はあった?)良い感触はあったけど、あれで倒れるとは正直思わなかったよ。(そんなボブにメッセージは?)メッセージ? ガッハッハ! まったく言うことはないね!(で、ではアドバイスは?)俺の地元・オランダでの試合でみんなが楽しみにしてるんだから、次やるときはもう少し立ってろ!な〜んて言いたいかな、ガッハッハ!!(次回の試合予定は?)香港に行ってみたいから、K-1香港大会に出たいな! ガハハッ!」■