かつて武蔵らとともにK-1ジャパンを支えてきたタケルが、3年ぶりに復帰。極真空手の新鋭・洪太星と対戦することになった。かつてジェロム・レ・バンナは、「日本で一番、強いのはタケルだ」と評価したこともあり、タケルが復活してきたら面白い。だが洪は、ハイキックを得意としているだけに、ベテランを倒して名を上げたいところだろう。どんな闘いになるのだろうか。
1R、洪は左ローキック、右ローキックで攻撃。距離を保とうとするタケルに対して、洪は右ローキック、右フックで追い込んでいく。タケルもローキックを返すが、押されてしまう。洪はなおも右ローキック。タケルはミドルキックで反撃。だが、洪は前へ出て、右ハイキック、後ろ蹴りと続ける。タケルはワンツーで攻めるが、洪のハイキックが浅く当たる場面もあった。 1R判定=10:9、10:9、10:9
2R、ゴングとともにタケルは、突進してワンツーを放っていく。洪は回って、蹴りを返す。タケルはワンツーで押し返す。洪は回って、ローキック。タケルはパンチからヒザ蹴りを繰り出すが、決定打とはならず。洪は離れて、右ハイキック。これが軽くヒットする。タケルは下がらない。洪は右アッパー、パンチからハイキックへとつなげる。ときおり、タケルの右のパンチがヒットするが、洪は真っ向勝負。さらにパンチの連打を見せる洪。タケルはスタンディングダウンをとられてしまった。 2R判定=10:8、10:8、10:8
3R、洪は右ローキックを連発。タケルは右フック、ヒザ蹴りへとつなげる。洪は、これをかわして右ハイキック。これが軽く当たる。さらに洪は、フック、ハイキック、後ろ蹴りと連続攻撃。下がるタケル。洪は、またしてもハイキック。どうやらこの技でのKOを狙っているようだ。タケルは、パンチからヒザ蹴りのコンビネーションで攻めるが、洪はディフェンス。最後まで、両者とも一歩も引かずに判定へ。総合の判定は、三者ともに30:27。洪がタケルを下した。■ |