もう一方のセミ・ファイナルは、新星のグーカン・サキと元王者のレミー・ボンヤスキーの対決。サキは、準決勝戦でルスラン・カラエフを倒して準決勝へ進出。レミーは、ジェロム・レ・バンナの腕を破壊して、絶好調でここまで上がってきた。ダメージは、お互いにイーブンだろう。
1R、サキは予想通りにローキックをヒットさせる。一発、二発とローキックを直撃させると、今度はバックキック。レミーはガードを固めて、左フック、ヒザ蹴りで攻め立てる。サキはローキック、ハイキックで攻撃。前蹴り、バックキック、ローキックとレミーを揺さぶる。レミーは、的確にローキックを当てていく。サキに攻撃をさせて、カウンターを狙っているようだ。 1R判定=10(レミー):9、10:10、10:10
2R、サキは1Rと同じように、右ローキックを蹴っていく。レミーは相変わらず、ガードを固めてローキック。サキはハイキック、ローキックとつなげる。その直後、レミーがフライング・ミドルキック。これがサキの脇腹の上辺りにヒットして、悲鳴を上げながらダウン。そのままKOとなり、なんとレミーがほぼ無傷で決勝戦へ勝ち上がった。■ |