オープニングファイト(4)◎K-1甲子園 FIANL8:K-1ルール/3分3R
日下部竜也
(中部大会優勝/愛知県立豊田高校)
vs佐々木大蔵 ×
(関東大会準優勝/東京都立山崎高校)
1R2分43秒、KO ※左ハイキック
report

 K-1甲子園FINAL16で天才的なセンスを発揮して、華麗な試合運びを披露した日下部竜也。谷川EPは、その才能をボクシング界のスーパースター、オスカー・デ・ラ・ホーヤに例えて絶賛。すでに優勝候補の一角として関係者からも熱視線を送られている。その日下部に立ち向かうのは、チームドラゴンの佐々木大蔵。こちらも高い総合力を誇り、素質では日下部にまったく劣らない。両者とも、パンチや蹴りを起用に使い分け、ディフェンスもしっかりしているだけに、試合の流れをいかに引き寄せるかがポイントになるだろう。高校生とは思えないレベルの高い争いになりそうだ。

 1R、日下部はステップを使いながら右フックを打っていく。佐々木は右ローキックを返す。かわした日下部は、右ローキックからパンチにつなげる。佐々木は右フック。動き回る日下部は、フック、ローキックと矢継ぎ早に攻撃。佐々木は右ローキック。かわした日下部は、左右のフック、ローキックと倍返し。佐々木はローキックで動き回る日下部の足を狙う。だが、日下部は動いて蹴りをかわす。フックからアッパー、左ボディへとつなげて、会場を盛り上げる。佐々木もフックをタイミングよく狙うが、日下部はギリギリでかわす。そして日下部はショートの右フックを直撃。さらに踏み込んで、ロングの右フックを佐々木にヒットさせた。ダウンを喫してしまった佐々木。立ち上がったものの後ろを向く佐々木。レフェリーが試合を止めて、日下部のKO勝利が決まった。■

 
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日下部竜也のコメント

――試合の感想をお願いします。
日下部 今日の試合は良かったと思います。『Dynamite!!』に出場できるので、とても嬉しいです。
――ブーメランフックは練習していたのですか?
日下部 あれはボクシングジムで教えてもらいました。得意ってわけじゃないですけどね。手応えは…分からなかったです(微笑)。
――ベスト4が出揃いました。
日下部 ここまで来ると、みんな強いですからね。気合を入れないと。■


佐々木大蔵のコメント

――試合の感想をお願いします。
佐々木 …悔しいです。
――敗因はなんでしょう?
佐々木 …分かりません。
――相手の印象はいかがでしたか?
佐々木 負けたんで…なにも言えないです。
――作戦を教えてください。
佐々木 ローキックで攻めたかったんですけど…。
――最後のシーンは覚えている?
佐々木 …(頷く)。もらったってことは、見えてなかったんだと思います…。
――レガースを外しての試合でしたが?
佐々木 とくに影響はありませんでした。■