K-1甲子園FINAL8。関東勢がKO必至の潰し合いをしそうだ。K-1甲子園FINAL16では、ズバ抜けた破壊力で相手を粉砕した嶋田翔太。HIROYAに並ぶ優勝候補として注目されている嶋田の相手は、実力者の木谷典史を破った村越凌。村越の武器は、回転力の速いパンチ。一撃の嶋田と、ラッシュの村越の激突は、目が離せない展開が予想される。嶋田はHIROYAのライバルとして浮上しているが、村越もその存在になれる可能性は十分にある。しかも、お互いに新空手を主戦場としているバックボーンがあるだけに、プライドがぶつかり合う、激しい闘いになることは間違いない。 1R、フットワークを使いながら右ローキック。右フック、右ローキックと嶋田は飛ばしていく。村越はジャブを返す。嶋田は右ローキックを冷静に当てていく。村越は左フック。嶋田は左ローキック、さらに右ミドルキックをタイミングよく直撃させた。村越はローキックや左のパンチを打っていくが、クリーンヒットはできず。嶋田は的確に蹴りとパンチでダメージを与えていった。 1Rジャッジ/10(嶋田)-9、10(嶋田)-9、10(嶋田)-9 2R、村越は左ハイキックで嶋田の突進を止めにかかる。嶋田はこれをかわし、右ローキック、左ローキックで確実に足を蹴っていく。バックキックを見せる嶋田。村越が守りに入ると、嶋田はローキック、流れるように右フックを打っていく。ミドルキックが村越に入る。だが村越は、下がることなく左フックを返す。嶋田は右、左とフックを繰り出していく。攻める嶋田。引かない村越。お互いの意地が表れていた。 2Rジャッジ/10(嶋田)-9、10(嶋田)-9、10(嶋田)-9 3R、嶋田は左ローキック、さらに右ミドルキックを村越に決める。村越は、それでも怯まずに左フックを返す。前蹴り、ローキック、ミドルキックと多彩な攻撃を見せる嶋田。相変わらずミドルキックをタイミングよく決めた。村越も打ち返していたが、フック、ヒザ蹴りが直撃。嶋田がスタンディングダウンを奪う。村越は左フック。これをディフェンスした嶋田は、右ヒザ蹴り、ワンツースリーとKOを狙っていく。村越は胴回し回転蹴り。嶋田はバックステップでかわして、フックで追い込んでいった。勝負は判定となり、3-0で嶋田が勝利。『Dynamite!!』へ駒を進めた。■ |