オープニングファイト(3)◎K-1甲子園 FIANL8:K-1ルール/3分3R
嶋田翔太
(推薦/私立西武台高校)
vs村越凌 ×
(関東3位/神奈川県立平塚農業高校)
3R判定3-0 ※30-26、30-26、30-26。3R、村越は左ヒザ蹴りでダウン1あり
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 K-1甲子園FINAL8。関東勢がKO必至の潰し合いをしそうだ。K-1甲子園FINAL16では、ズバ抜けた破壊力で相手を粉砕した嶋田翔太。HIROYAに並ぶ優勝候補として注目されている嶋田の相手は、実力者の木谷典史を破った村越凌。村越の武器は、回転力の速いパンチ。一撃の嶋田と、ラッシュの村越の激突は、目が離せない展開が予想される。嶋田はHIROYAのライバルとして浮上しているが、村越もその存在になれる可能性は十分にある。しかも、お互いに新空手を主戦場としているバックボーンがあるだけに、プライドがぶつかり合う、激しい闘いになることは間違いない。

 1R、フットワークを使いながら右ローキック。右フック、右ローキックと嶋田は飛ばしていく。村越はジャブを返す。嶋田は右ローキックを冷静に当てていく。村越は左フック。嶋田は左ローキック、さらに右ミドルキックをタイミングよく直撃させた。村越はローキックや左のパンチを打っていくが、クリーンヒットはできず。嶋田は的確に蹴りとパンチでダメージを与えていった。
1Rジャッジ/10(嶋田)-9、10(嶋田)-9、10(嶋田)-9

2R、村越は左ハイキックで嶋田の突進を止めにかかる。嶋田はこれをかわし、右ローキック、左ローキックで確実に足を蹴っていく。バックキックを見せる嶋田。村越が守りに入ると、嶋田はローキック、流れるように右フックを打っていく。ミドルキックが村越に入る。だが村越は、下がることなく左フックを返す。嶋田は右、左とフックを繰り出していく。攻める嶋田。引かない村越。お互いの意地が表れていた。
2Rジャッジ/10(嶋田)-9、10(嶋田)-9、10(嶋田)-9

 3R、嶋田は左ローキック、さらに右ミドルキックを村越に決める。村越は、それでも怯まずに左フックを返す。前蹴り、ローキック、ミドルキックと多彩な攻撃を見せる嶋田。相変わらずミドルキックをタイミングよく決めた。村越も打ち返していたが、フック、ヒザ蹴りが直撃。嶋田がスタンディングダウンを奪う。村越は左フック。これをディフェンスした嶋田は、右ヒザ蹴り、ワンツースリーとKOを狙っていく。村越は胴回し回転蹴り。嶋田はバックステップでかわして、フックで追い込んでいった。勝負は判定となり、3-0で嶋田が勝利。『Dynamite!!』へ駒を進めた。■

 
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嶋田翔太のコメント

――試合の感想をお願いします。
嶋田 調子は良かったけど…KOできなかったのが。KOしたかったですね。
――対戦相手がHIROYA選手に決まりました。
嶋田 決勝で当たればよかったけど…勝ちたいと思います。
――決勝で当たりたかった理由は?
嶋田 決勝の方が、なんかいいじゃないですか(笑)。
――ベスト4のなかでもHIROYA選手は別格ですか?
嶋田 今日も一瞬でKOしてますし、やっぱり違うと思います。
――日下部選手も注目度は高いです。
嶋田 みんな、強いと思います。そのなかでもやりにくいタイプですね。
――HIROYA選手に勝つ自信はありますか?
嶋田 練習通りの動きが出せれば、自信はあります。
――大晦日に向けての意気込みをお願いします。
嶋田 もっと練習して強くなって、大晦日のリングに立ちたいです。■


村越凌のコメント

――試合の感想をお願いします。
村越 …一言で悔しいです。
――敗因はなんでしょう?
村越 相手のペースに飲まれました。自分の攻撃が出せませんでした。
――ダメージはありますか?
村越 ダメージは全然、問題ないんですけど…反撃がしっかりできなくて、悔しいです。
――体よりも心のダメージが大きいと。
村越 悔しいです。ここで終わりって考えずに、強くなってリベンジするって気持ちで頑張りたいです。
――嶋田選手の印象をお願いします。
村越 前の試合を見て研究していたんで、問題なく勝てると思って試合に臨みました。でも、レベルが高かったです。■