前回のMAX世界FINAL8からスタートを切ったK-1の新カテゴリー、K-1ライト級(60kg)。その中心人物として期待が集まっている大月晴明は、前回、デビッド・ドゥージャを豪快に粉砕。その圧倒的な破壊力を見せつけることに成功した。そして、今回はいよいよ日本人対決に挑むこととなる。その相手となるのは、同じく60kg級の雄、梶原龍児だ。梶原はチームドラゴンに所属する選手で、ボクシング出身の強豪。一発の破壊力を秘めたパンチは、大月に負けないものを持っている。互いにパンチを得意とするだけに、KO必至の壮絶な殴り合いが展開されることだろう。 1R、ジリジリと前へ出る大月。下がって様子を見る梶原。大月は左ハイキック。梶原は右ローキック。大月は左フック。さらに左ローキックで攻める大月。右ローキック、左フックが梶原に襲い掛かった。梶原はローキックを返し、右フック。大月は左フック。これは梶原がかわす。静かな立ち上がりとなる。 1Rジャッジ/10(大月)-9、10(大月)-9、10-10 2R、大月は右ローキックをヒットさせる。ワンツーを繰り出す大月。さらに右ローキックで梶原に襲いかかる。大月は、右ストレート。梶原も左フックで迎え撃つ。大月はワンツー。梶原もワンツーを返すと、軽くヒットする。梶原は左ストレート、左ボディで攻撃。大月もフックを振り回した。 2Rジャッジ/10(梶原)-9、10-10、10-10 3R、1,2Rは静かな展開だったが、ここから一気に二人の動きは激しくなる。左ハイキックを放つ大月。これをかわした梶原は、右ストレート。そしてワンツーにつなげた。大月は右ローキック。梶原は前へ出て左ボディを攻撃。さらに梶原は、ワンツースリーと連打で攻める。左、右とパンチを放つ梶原。大月のハイキックが決まり、よろける場面も。だが梶原は、前へ出て左右のパンチを打っていく。大月もパンチで打ち合い。激しい攻防が目立つようになる。お互いに攻めるが、決定打は生まれない。このまま判定となり、僅差で大月が勝者となった。■ |