ケガで長期欠場となっていたKOHIが、いよいよ復活する!! 07年10月のカラコダ戦を最後に試合から遠ざかっていた小比類巻が、“貴之”から“太信”に改名し、ついに復帰戦に挑むことが決定した。その対戦相手はバダ・ハリが所属するマイクスジムの強豪、ユーリ・メス。ユーリは、パンチだけではなく蹴りも強いファイターで、まったく侮ることができない。万全の状態でなければ厳しい相手とも言えるが、この試合が実現した時点で、小比類巻が100%のコンディションを取り戻している自信があるようだ。久しぶりのリングで、小比類巻が1年分の思いを爆発させる!! 1R、インローを蹴っていくユーリ。小比類巻はジャブを打ちながら、得意の右ヒザ蹴りを繰り出す。一瞬、動きが止まったユーリだが、右フックを返していく。左右のフックを打ちながら前進するユーリ。小比類巻は右フックを打ちつつ、右ローキック。するとユーリが、一気に間合いを詰めてパンチを連打。左フックが決まり、小比類巻がダウンを喫した。立ち上がった小比類巻に、ユーリはパンチをラッシュ。小比類巻は、どうにかラウンド終了のゴングに救われた。 1Rジャッジ/10(ユーリ)-8、10(ユーリ)-8、10(ユーリ)-8 2R、小比類巻は左ハイキック。左ストレートから、さらに左ハイキックを繰り出してKOを狙う。ユーリはこれをしっかりとディフェンスして、豪快な右フック。ローキックを蹴りつつ、右フックを連発。小比類巻はガードを崩さないが、この攻撃を必死で耐える。ヒザ蹴りを合わせようとするが、ユーリの突進はなかなか止められない。ユーリのパンチで、小比類巻が追い込まれる場面が目立った。 2Rジャッジ/10(ユーリ)-9、10(ユーリ)-9、10(ユーリ)-9 3R、後のない小比類巻はジャブをついて右ローキック。これはヒットするのだが、ユーリを崩すことはできない。小比類巻はヒザ蹴り。これをもらってもユーリは怯まない。前へ出て、フックを打っていく。勝負に出る小比類巻は、ユーリと打ち合う。小比類巻のフックが、ときおりユーリに当たるが、倒れない。逆に小比類巻は、左フックのカウンターをもらい、大の字にダウン。これを見たレフェリーが試合を止めて、ユーリのKO勝利となった。■ |