オープニングファイト(2)◎K-1ルール/3分3R延長1R
ザビッド・サメドフ
(ベラルーシ/チヌックジム)
vsファビアーノ・ダ・シルバ ×
(ブラジル/極真会館)
3R判定3-0 ※30-28、30-28、30-29
report

 実力者のザビット・サメドフは、「オレは本来、ベスト16に残るべき選手だ。それをこの試合で証明する」と気合いを入れている。ファン投票から外れてしまったことを悔やんでいるようだ。サメドフの相手は、極真のファビアーノ・ダ・シルバ。13歳から空手を始めて、キックは8戦して8勝負けなし。サメドフといい試合をしそうだ。

 1R、ファビアーノは右ローキックを連発。サメドフは動きながら左ローキック。ファビアーノは、ジャブを放っての右ローキック。これをガードしたサメドフは、左ハイキックを三連発して会場を沸かせる。右ハイキック、ヒザ蹴り、バックキックと多彩な攻撃でファビアーノを追い込んでいった。

 2R、サメドフは左フック、左ストレート、右フックとパンチのコンビネーションで攻める。ファビアーノはヒザ蹴りのカウンターを狙う。サメドフはこれをかわして、ヒザ蹴り、ハイキックで積極的に攻めていく。ファビアーノは、右アッパーや右ローキックを返すが、単発に終わる。サメドフは顔面への左右のフックから、ボディブローの連打。ややサメドフが有利か。

 3R、ファビアーノは左右のフックをアグレッシブに放っていく。サメドフは左のボディブローを返す。ファビアーノは、左ストレート、ローキック、右フックと立て続けに攻撃。サメドフは、カカト落とし、さらにボディブローでKOを狙う。ファビアーノは、クリンチに逃げるが、これをレフェリーに注意される。お互いに大きな動きもなく、判定へ。サメドフが3-0でファビアーノを下した。■