オープニングファイト(1)◎K-1ルール/3分3R延長1R
前田慶次郎
(日本/チームドラゴン)
vsソン・ミンホ ×
(韓国/KHAN GYM)
3R1分43秒、KO ※右ローキック。2R、ソンは右ストレートでダウン1あり
report

 澤屋敷純一のあとを追うように、彗星のごとく現れた前田慶次郎。あのマイティ・モーをヒット・アンド・アウェー戦法で下し、新時代の到来をアピールした。そして、ジャパンGPでは決勝戦へ進出。あえなくエヴェルトン・テイシェイラに判定負けを喫してしまったが、あと一歩まで追い込んだのは事実だ。前田と対戦するのは、地元・韓国のファイターのソン・ミンホ。前田はどんな試合を見せるのだろうか。

 1R、前へ出てくるミンホ。左フックを放つが、前田は動いてかわす。動きに合わせて前田は右ローキック。ミンホは右フック。前田はかわして右ローキック。タイミング良くヒットする。ミンホは前へ出て右フックを放つが、前田はスルリとかわす。右ローキック、そしてヒザ蹴り、フックと立て続けに攻撃をヒットさせる。ミンホは前へ出てパンチを繰り出すのはいいが、前田を捉えることはできなかった。

 2R、前田は左ミドルキックを連発。ミンホの出足を止める作戦か。前田は右ローキック。やはり、これが効果的だ。ワンツーからの右ローキックで攻める前田。パンチから蹴りにつなげると、ミンホは対応できないようだ。前田は右アッパーで崩しつつ、さらに右ローキックでダメージを与える。ミンホは、カウンターの右フックであわやという場面を作った。ミンホは前へ出てくる。そこへ前田の右ストレートが入り、ミンホはダウン。立ち上がったミンホはバックブローなどで反撃するが、前田は確実にローキックをヒットさせていった。

 3R、右ハイキックを繰り出す前田。下がるミンホ。前田はさらに前へ出て、右ローキックを連発。するとミンホはダウン。立ち上がったミンホに、前田はパンチを連打。右ローキックにつなげ、ミンホはこのラウンド二度目のダウン。レフェリーは試合を止めた。■