K-1に転向して以来、まだ勝ち星に恵まれていない韓国陸上界のスーパースター、ランディ・キムが地元ハワイのヴィリトーヌ・ファナカラフィと第一リザーバーの権利をかけて、闘うことになった。ランディは、ジョシュ・バーネットらと練習をするために5ヶ月間、アメリカへ。肉体改造にも取り組み、パワーアップをしてきたという。だが、ランディが闘うヴィリトーヌは、ストリートファイトで負けなしと豪語する荒くれ者。「判定なんか、くだらねーぜ」と吐き捨てており、どうやらKO決着になりそうだ。 1R、軽快なジャブを放ち、右ローキックをヒットさせるランディ。ヴィリトーヌは左ローキックを返す。ランディは右ストレートでヴィリトーヌに横を向かせる。そして、右ローキックが決まり、ややランディが優位に立つ。ヴィリトーヌは、左、右とフックをブンブン振り回す。ランディは紙一重でかわし、またしても右ローキックをヒットさせた。ただパンチを振り回すだけのヴィリトーヌに対して、ランディは飛びヒザ蹴り。さらにバックブローも当てて、進化した姿を見せつけた。ランディのローキックが勝負のポイントになりそうだ。 2R、ランディは右ローキック。ヴィリトーヌは、ボディブローでランディの動きを止めにかかる。右ストレートでKOを狙うランディ。右ハイキックまで繰り出し、まったく新しい姿を見せつけた。ランディは右のパンチをかぶせていくが、ヴィリトーヌはダッキングでかわした…と思ったが、左ストレートが直撃。倒れたヴィリトーヌは、これまでのダメージがあったのか、立つことはできず。ランディが初勝利を奪うことに成功するとともに、リザーバー権を勝ち取った。■ |