ハリッド“ディ・ファウスト”が、まさかの欠場となり、リザーブファイトに出場予定のグーカン・サキが繰り上がりで本戦へ登場。宙に浮いていたUSAGP第2リザーブファイトのジュニア・スアの相手には、急遽、ステファン“ブリッツ”レコに決定した。レコはケガでしばらく休んでいたが、まだ完璧ではないものの試合はできるという。レコが本戦へ出てくれば、面白いことになりそうだ。レコの相手を務めるスアは、12歳からキックボクシングを始めた41歳のベテラン。だが、さすがにレコと闘うのは厳しいか。 1R、猛攻を仕掛けたのは、意外にもスア。強烈な右ローキック。左ストレート、右フックと積極的に攻撃する。ガードが低いが、攻撃力はありそうだ。レコは低いガードを狙って、右ストレートを放つ。当たったかと思ったが、スアが顔を横にしてかわす。そして、左フックを返すと、これが当たる。レコは、さらに右ストレートで攻撃。これもスアがかわし、バックキック。ならばと右の拳を振り回す。するとスアの右ストレートが直撃。なんとレコがダウンを喫してしまった。立ち上がったレコは、右のパンチを中心に猛反撃。パンチをまとめ打ちしてスアからスタンディングダウンを奪うと、最後はヒザ蹴りでマットへ沈めた。終わってみればレコの勝利だが、スアの健闘も光った。■ |