第5試合◎スーパーファイト:K-1ルール/3分3R延長2R
ポール・スロウィンスキー
(オーストラリア/チームミスターパーフェクト)
vsアジス・ヤヤ ×
(モロッコ/チーム・レベル)
3R1分54秒、KO※左フック、3ノックダウン。
2R、ポールは右フックでダウン2、ヤヤは右フックでダウン1あり。3R、ヤヤは右フックでダウン2あり
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 前回は、オランダ大会でグーカン・サキと闘ったポール・スロウィンスキー。集中力を欠いていたためか、無残にもKO負けを喫してしまった。出直しとなるポールは、モロッコのアジス・ヤヤとの対戦が決定。師匠のアーネスト・ホースト氏とともに、巻き返しを図ろうとしている。ポールと闘うヤヤは、モロッコ出身のファイター。主にオランダで練習をしており、グーカン・サキやステファン“ブリッツ”レコらともトレーニングをしているという。ヤヤにとっては、有利な点が多いことだろう。
 1R、右ローキックを蹴り合う二人。ポールはローキック一本にならずに、左ハイキックで上下に散らす。再び左ローキック、左ローキックを繰り出すポール。ヤヤは、様子を見ているのか前蹴り、ローキックを軽く返していく。ポールは、構わずローキック地獄へ引きずり込む。一発、二発、三発とローキックが当たる。するとヤヤは、右フックを飛ばす。これが軽くヒットして、ポールが下がる。だがポールは、ローキックを蹴り続ける。ヤヤも、タイミングを見ながら右フックを浴びせていった。
 2R、ほぼ互角の展開の1ラウンド。このラウンドもポールが右ミドルキックで先制する。ヤヤは左、右のストレート。ポールは左ローキックを落としていく。そしてポールが左ローキックを放った直後、ヤヤの右フックがまともに入ってしまう。倒れるポール。立ち上がったポールに、ヤヤはラッシュをかける。右フック、右アッパー、右ストレートと激しい攻撃が続く。ポールはガードを固めたまま後退していく。ヤヤは、狙い済ませた右のパンチを叩き込む。ところがポールの右フックがカウンターで入り、今度はヤヤがダウン。会場は大騒ぎだ。立ち上がったヤヤは、右ストレート。これが入り、ポールはフラフラとしてしまう。そして右フックが入り、ポールがダウンを喫してしまった。あと一回のダウンで、ポールのKO負け。ヤヤは猛攻を仕掛けるが、ポールはラウンド終了のゴングに救われた。
 3R、息を吹き返したポールは、ローキックとミドルキックで試合を組み立てにいく。ヤヤが前へ出た直後、右ストレートが入る。今度はヤヤがダウンだ。立ち上がったヤヤだが、フラフラとしている。ポールは、左右のフックを乱れ打ち。右フックで二度目のダウンを奪う。最後は、粘るヤヤに左フックを叩き込み、ポールがKO勝ちを奪い、大乱戦を制した。会場は、これ以上なく盛り上がり、二人に健闘の拍手が浴びせられた。■

 
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ポール・スロウィンスキーのコメント

――試合の感想をお願いします。
ポール 結構、ハードなファイトだったね。とにかく、アジスの右の拳がすごく効いたよ。2Rで頑張って彼を倒したかったけど、とても難しかったね。
――師匠のアーネスト・ホーストさんからは、どんな作戦を?
ポール ゲームプランはあったけど、アジスの速い攻撃に負けてしまって…白紙になった(苦笑)。そのあとは、気持ちで闘うしかなかったよ。
――では、最後に今後の目標を?
ポール FINAL16を勝ち抜いて、日本に行くことだ。■


アジス・ヤヤのコメント

――試合の感想をお願いします。
ヤヤ 気持ち的には…良いよ。2Rに失速して負けたけど、気持ちいい。実は2Rに相手の頭を殴って拳を折ってしまったんだ。すごく残念だよ。試合を落としてしまったという感覚がある。
――失速の原因は拳のケガですか。
ヤヤ このアクシデントがあったからだ。それに、もうちょっとK-1での経験がほしい。今日はそう思ったね。
――もしケガがなければ、勝敗は変わっていた?
ヤヤ 当然だ。手を折っていなければ、結果は絶対に違うと思う。彼の攻撃は見えていたし、オレの攻撃は当たっていた。ただ、もうちょっと経験が必要なだけさ。
――スロウィンスキー選手は昨年のベスト16ファイターです。闘って手応えを感じたのでは?
ヤヤ 彼は今日、ラッキーだった。そう言っておくよ(笑)。■