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谷川貞治イベントプロデューサーのコメント

——大会の総括を。
谷川 台湾で初めての大会でしたが、たくさんのマスコミとたくさんのお客さんに入ってもらって大成功だったと思います。雰囲気としては95年の横浜アリーナ大会みたいでしたね。やっぱりお客さんの声援が大きいと選手もいい試合をするんだなと。先日の福岡大会よりもいい内容だったと思います。
——今日のMVPは。
谷川 断然、レミー選手ですね。アターエフ選手という絶対に倒れなさそうな相手に対して最後は得意技のフライングニーでKOしましたから。役者が違うというか、やっぱりレミー・ボンヤスキーやバダ・ハリはメインイベンターだなぁという印象です。
——トーナメントではルスラン・カラエフ選手が優勝しました。
谷川 素直におめでとう!と言いたいですね。ピチュクノフ選手も悪くなかったと思いますが、ルスランはさすがですね。日本人、韓国人選手には彼らの闘う姿勢を学んでほしいです。あと澤屋敷選手は精神的な問題を抱えているのかな、という気がしました。
——初開催でしたが。
谷川 香港大会に続き、台湾でも大成功を収めることができて、アジアでの手応えを感じましたね。アジアでまた開催したいです。猪木さんが昔、ロシアや中国に“これぞプロレス”というのを見せてやってきたように、“これぞK-1”というのものを見せていきたいですね。とくに台湾は昭和の匂いがして個人的にも気に入りました。■