楊東雄と並び、台湾ファイターの王中原(ワン・チョンユェン)がスーパーファイトに抜擢された。王は、散打の王者。楊と一緒に、日本でK-1の特訓を積んできたという。F4のヴァネス・ウーさんも期待しており、いいところを見せたいところ。対するオーストラリアのミック・ミティガは、空手とキックボクシングの経験者で、まだ17歳。「ラグビーの試合で乱闘になり、どうやって相手を殴ればいいのか分からなかった」とキックを始めた異色の存在だ。どんな結末になるのだろうか。 1R、大歓声が上がるなか、王は左ローキック、右フックでKOを狙う。ミックは首相撲からのヒザ蹴り。何度も蹴ってしまい、レフェリーが注意。王は、左フック、さらに右フックでKOを狙いにいく。会場が沸く。ミックはヒザ蹴り。王は力強いワンツー。ミックはヒザ蹴り。なおも王は、フックを放っていく。ミックの左フックが軽く入る。王は、パンチを連打。これが何発か入り、ミックはダウン。そのままテンカウントが数えられ、王のKO勝利が決まった。■ |