スーパーファイトでは、地元の台湾ファイターが登場。楊東雄(ヤン・ドンシュン)は、投げと打撃のある中国の散打のチャンピオンで、日本で修行を積んだこともある。どれだけK-1ルールに順応できるのかが、ポイントになりそうだ。楊と闘うのは、オーストラリアのマット・キャンベル。まだ4戦しかキャリアはないが、左の蹴りが得意だという。台湾ファイターは、どのくらい強いのだろうか。 1R、いきなり楊はパンチでラッシュをかける。地元の選手ということで、声援はかなりのものだ。マットは、左ミドルキックでこの突進を止めにかかる。左ストレート、ミドルキックとコンビネーションがいい。楊は、かまわず前へ出てパンチを連打。マットは、これに耐えてミドルキック。楊はフックを返し、サイドキックで試合を組み立てる。 2R、楊は左ローキック。さらに左右のフックでKOを狙いにいく。これで会場は、さらに沸く。左、右フックがマットの顔面に入る。マットは横を向く場面も。楊は、サイドキックで自分の距離を作り、パンチを連打。これを何度も繰り返した。 3R、マットはミドルキック、ヒザ蹴りで反撃。楊はサイドキックで吹き飛ばし、ディフェンス。ローキックからパンチを叩き込む。サイドキック。左右のフックでポイントを奪う楊。その後も大きな動きはなく、楊が判定勝利。地元選手の勝利に、台湾のファンが大騒ぎだ。■ |