第6試合◎K-1ルール/3分3R延長1R
○ 楊東雄《ヤン・ドンシュン》
(台湾/中華武術散打協和拳館)
vsマット・キャンベル ×
(オーストラリア/ジャブアウトジム)
3R判定3-0 ※30-28、29-28、30-28
report

 スーパーファイトでは、地元の台湾ファイターが登場。楊東雄(ヤン・ドンシュン)は、投げと打撃のある中国の散打のチャンピオンで、日本で修行を積んだこともある。どれだけK-1ルールに順応できるのかが、ポイントになりそうだ。楊と闘うのは、オーストラリアのマット・キャンベル。まだ4戦しかキャリアはないが、左の蹴りが得意だという。台湾ファイターは、どのくらい強いのだろうか。
 1R、いきなり楊はパンチでラッシュをかける。地元の選手ということで、声援はかなりのものだ。マットは、左ミドルキックでこの突進を止めにかかる。左ストレート、ミドルキックとコンビネーションがいい。楊は、かまわず前へ出てパンチを連打。マットは、これに耐えてミドルキック。楊はフックを返し、サイドキックで試合を組み立てる。
 2R、楊は左ローキック。さらに左右のフックでKOを狙いにいく。これで会場は、さらに沸く。左、右フックがマットの顔面に入る。マットは横を向く場面も。楊は、サイドキックで自分の距離を作り、パンチを連打。これを何度も繰り返した。
 3R、マットはミドルキック、ヒザ蹴りで反撃。楊はサイドキックで吹き飛ばし、ディフェンス。ローキックからパンチを叩き込む。サイドキック。左右のフックでポイントを奪う楊。その後も大きな動きはなく、楊が判定勝利。地元選手の勝利に、台湾のファンが大騒ぎだ。■

 
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楊東雄のコメント

——今の気分は?
楊 最高ですね。自分のためにも勝てて良かったですけど、それ以上に台湾のお客さんのためにも勝てて良かったです! 勝てたのは彼らのお陰です。
——クリンチが多いように感じたが?
楊 はい、まだK-1ルールに慣れていないので、違和感がありました。
——相手の印象は?
楊 背の高い選手で、パンチより蹴りが凄かったです。でも散打の技術でなんとか対応できたと思います。パンチが試合のキーポイントになりました。
——初K-1の感想は?
楊 お客さんの反応が凄かったです。K-1のために2年間練習をしましたが、イメージ通りの試合ができて、苦しい場面もありましたけど勝てたので良かったです。
——今後に関しては?
楊 チャンスを待ちたいです。■


マット・キャンベルのコメント

ノーコメント■