昨年末の『Dynamite!!』で開催された『K-1甲子園』で華々しくデビューを飾った“MAXの妖刀使い”才賀紀左衛門。惜しくもHIROYAに敗戦を喫したものの、華麗な足技とアイドル並みのルックスで大きな話題を集めた。その後、新設された『K-1 WORLD YOUTH』の日本代表メンバーに選出され、オランダ代表のロイ・タンを相手に見事な勝利を収めている。得意とする空手仕込みの足技にも磨きがかかり、さらなる飛躍を目指す才賀は、今大会でタイロン・ヴァン・ウィックとの対戦。オーストラリアで行なわれたトライアウトを勝ち抜いたタイロンは、空手出身でアンディ・フグに憧れる若手だ。強豪選手を相手に、才賀がどんな試合を見せるのかに注目が集まる。 1R、才賀は右ローキックでタイロンの足を殺しにかかる。タイロンは、左右のフックで前へ出る。才賀は回りながら、フックを返しつつローキックをヒットさせる。タイロンは左フック。才賀は、ハイキックで牽制し、後ろ蹴り。これはタイロンがブロック。そしてタイロンは、左右のパンチを放ちながら突進。才賀はハイキックでKOのタイミングをはかった。 2R、タイロンは右、左フックを放っていくが、すでにスピードは落ちている。才賀はローキックを繰り出し、さらにフックで攻撃。前へ出る才賀。蹴りからパンチ、パンチから蹴りのコンビネーションが出てくる。タイロンも必死になって反撃するが、鼻から出血。ドクターチェックが入る。再開されると、才賀はパンチ、ハイキックで積極的に攻める。すると左ハイキックが入り、タイロンはダウン。そのままKOとなり、才賀が勝利を収めた。■ |