オープニングファイト(2):K-1YOUTHルール/3分3R
才賀紀左衛門
(日本/大誠塾)
vsタイロン・ヴァン・ウィック ×
(オーストラリア/ファイブリングス道場)
2R1分39秒、KO ※左ハイキック
report

昨年末の『Dynamite!!』で開催された『K-1甲子園』で華々しくデビューを飾った“MAXの妖刀使い”才賀紀左衛門。惜しくもHIROYAに敗戦を喫したものの、華麗な足技とアイドル並みのルックスで大きな話題を集めた。その後、新設された『K-1 WORLD YOUTH』の日本代表メンバーに選出され、オランダ代表のロイ・タンを相手に見事な勝利を収めている。得意とする空手仕込みの足技にも磨きがかかり、さらなる飛躍を目指す才賀は、今大会でタイロン・ヴァン・ウィックとの対戦。オーストラリアで行なわれたトライアウトを勝ち抜いたタイロンは、空手出身でアンディ・フグに憧れる若手だ。強豪選手を相手に、才賀がどんな試合を見せるのかに注目が集まる。
 1R、才賀は右ローキックでタイロンの足を殺しにかかる。タイロンは、左右のフックで前へ出る。才賀は回りながら、フックを返しつつローキックをヒットさせる。タイロンは左フック。才賀は、ハイキックで牽制し、後ろ蹴り。これはタイロンがブロック。そしてタイロンは、左右のパンチを放ちながら突進。才賀はハイキックでKOのタイミングをはかった。
 2R、タイロンは右、左フックを放っていくが、すでにスピードは落ちている。才賀はローキックを繰り出し、さらにフックで攻撃。前へ出る才賀。蹴りからパンチ、パンチから蹴りのコンビネーションが出てくる。タイロンも必死になって反撃するが、鼻から出血。ドクターチェックが入る。再開されると、才賀はパンチ、ハイキックで積極的に攻める。すると左ハイキックが入り、タイロンはダウン。そのままKOとなり、才賀が勝利を収めた。■

 
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才賀紀左衛門のコメント

――試合を振り返っての感想をお願いします。
才賀 相手が倒しに来ていたんで、それに応えようと思いました。今回もパンチがショボかったんで、次はパンチでKOしたいですね。
――ミドルキックはフィニッシュのハイキックへの布石だったのですか?
才賀 そうですね。でも、今日は38度の熱があって、体調が悪かったんですよ。
――ヤングマガジンに連載中の格闘漫画とコラボレーションしていたそうですね。
才賀 僕の大好きな『空手小公子 小日向海流』の作者さんに書いてもらったんですよ。僕は結構、あの漫画を見て技を真似することが多いんです。
――体調が悪いのはいつから?
才賀 最近、暑かったじゃないですか。それで今日、起きたらダルくなっちゃって…。
――K-1参戦後、初のKO勝ちでした。
才賀 めっちゃ嬉しいです!!■