オープニングファイト(1):K-1YOUTHルール/3分3R
× 卜部弘嵩
(日本/西山道場)
vsデニス・テリシャ
(ベラルーシ/チヌックジム)
2R1分16秒、KO ※右フック。2R、テリシャはパンチ連打でダウン1あり
report

 オープニングファイトに組まれたのは、10代のK-1 YOUTHの試合だ。19歳の卜部弘嵩(うらべ・ひろたか)は、早くから注目を集めている若手のホープで、すでに全日本キックボクシング連盟のリングへ上がって活躍している。西山道場に所属している卜部は、現在、有力選手を輩出している龍道場へ出稽古中。多くの成果を得ているようで、K-1デビューに大きな期待がかかっている。ベラルーシのデニス・テリシャは、ジェロム・レ・バンナに憧れる若者で、ここを足がかりにステップアップをしたいようだ。日本とベラルーシの若手対決は、どうなるのか。
 1R、卜部は左ミドルキックを連発。デニスはこれを受けながらも、前へ出て右ストレート、左フック、右フックとパンチをラッシュする。セコンドの前田憲作会長の「回れ」という指示が飛び、卜部は右に回る。そして卜部は、左ミドル、左ハイキックでKOを狙う。デニスは前へ出て、左右のフックからヒザ蹴り。卜部はカウンターの左フックが、二度もヒット。デニスはこれに耐えつつ、後ろ回し蹴りを放つ。スピードのある攻防が続き、勝負は2Rへ。
 2R、卜部はいきなり左ハイキック。そしてワンツーがデニスを捉え、フラフラとさせる。さらにパンチで追い討ちをかけて、スタンディングダウンを奪った。試合が再開されると、卜部はハイキックを入れながら、ワンツーで攻めていく。あと一回のダウンを奪えば、卜部の勝利。だが、デニスの右フックがテンプルに直撃。卜部は、前のめりに倒れ、KO負け。逆転でデニスがKOで勝利を収めた。■