極真会館の洪太星(こう・たいせい)が、ついに本格的にK-1参戦をはたす。洪は極真の日本選手権、世界選手権で活躍した実力者で、全日本キックのリングでも勝利を収めている。昨年はK-1トライアウトに参加、山宮恵一郎を破る活躍を見せている。極真仕込みの華麗な足技と折れない心で、K-1での飛躍を誓う新星だ。対する高森啓吾は総合格闘技の強豪選手。柔道でアジア選手権に出場した経験もあり、潜在能力は一級品だ。柔道出身ながら打撃には定評があり、一撃必殺のパンチが最大の武器となる。お互いに前に出続けるファイトスタイルが持ち味なだけに、壮絶な打ち合いは必至か。 1R、ゴングとともに洪は右ローキックを蹴っていく。高森は、右フックを振り回す。洪は右に回りながら、右ローキックで足を狙う。追いかける高森。左フック、右フックと左右のパンチで洪に襲いかかる。洪は、右ローキックを連発。そして、右ハイキックで高森をグラつかせる。構わず高森は、前進。洪は、右ローキック。これがまともに入り、高森はダウン。高森は立ち上がるが、またしても右ローキックをもらいマットへ転がる。リザーブマッチのため、二度目のダウンでKO負け。洪がリザーブの権利を勝ち取った。■ |