第4試合◎JAPAN GPトーナメント1回戦(3):K-1ルール/3分3R延長1R
エヴェルトン・テイシェイラ
(ブラジル/極真会館)
vs高萩ツトム ×
(日本/チーム・ドラゴン)
1R2分18秒、KO ※右ヒザ蹴り、2ノックダウン。高萩はパンチ連打でダウン1あり
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“極真の怪物”テイシェイラがJAPAN GPに襲来!! 4・13WGP横浜大会でK-1に初参戦をはたした極真世界王者のテイシェイラは、デビュー戦で藤本祐介をKOし驚異的なポテンシャルを見せ付けた。そのテイシェイラが、今度はJAPAN GPに出陣する。黒船として、他の日本人選手から狙われる立場となったテイシェイラの相手に抜擢されたのが、“褐色のドラゴン”高萩ツトムだ。常勝軍団・チームドラゴンの一員で、日本人一番手としてテイシェイラ討伐に挑む。この試合のキーポイントとなるのは、テイシェイラの距離感。前回の藤本戦でテイシェイラは、空手との間合いの違いに戸惑いを見せていた。その後の練習で、どこまで修正できているかが鍵となる。対する高萩にとって、テイシェイラ戦は大きなチャンスとなるため、なんとしても勝利を収めたいところ。黒船がJAPAN GPを蹂躙するか、高萩がビッグサプライズを見せるのか、注目だ!!
 1R、高萩は右に回る。テイシェイラは右ローキック。かわす高萩は、右ストレートを打っていく。これが顔をかすめるが、テイシェイラは動じない。テイシェイラは、右フック、ローキックと強烈な攻撃が飛び出す。高萩は右フック。だが、テイシェイラは動じない。ワンツーを仕掛けるテイシェイラ。高萩は転倒するが、これはスリップ。するとテイシェイラは、一気に動く。ワンツーで追い込み、右ヒザ蹴りがヒット。テイシェイラは右のパンチをフォローして、ダウンを奪った。立ち上がった高萩に、テイシェイラはワンツー、フックを畳み掛ける。高萩は右フック。これをガードしたテイシェイラは、後ろ回し蹴り。さらに右ヒザ蹴りが入り、高萩はダウン。ほとんど無傷で、テイシェイラは準決勝へ進んだ。■

 
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高萩ツトムのコメント

――試合の感想をお願いします。
高萩 見てのとおり、ノーダメージなんで…。ちゃんと試合をしたかったですね。
――試合を止められたことが不満?
高萩 一回目のダウンはしょうがないです。でも、2回目のヒザはクリーンヒットしてませんでした。しっかりガードしてましたからね。
――あのまま試合を続ければ勝機があった?
高萩 やっていれば勝機はありました。対処はできていましたよ。ダウンは取られましたけど、立て直せば勝てたと思います。
――前田憲作会長からの作戦は?
高萩 距離を取って、出方を見るってことですね。でも、相手がガンガン来たんで、ディフェンス重視で攻撃を返そうと思っていたんです。僕もまだまだ甘いですね。
――今後の目標をお願いします。
高萩 今回は不完全燃焼でした。次回は勝っても負けても、完全燃焼できるようにしたいです。今日は試合をした感覚がないんで、チャンスをもらえるなら明日にでも試合がしたいです。
――テイシェイラ選手のポテンシャルはいかがでしたか。
高萩 圧力はありました。でも、攻撃は思ったほどじゃなかったですね。もう一回、チャンスがあるならリベンジしたいです。■