IT'S SHOWTIME第7試合◎K-1ルール/3分3R延長2R
ドラゴ
(アルメニア/ショータイム)
vsウォーレン・スティーブルマンズ ×
(南アフリカ/ボス ジム)
3R判定2-0 ※30-27,29-29, 30-27
report

 魔裟斗との対戦が決まっているドラゴが、その決戦を前に、MAX世界大会FINAL8でアンディ・サワーと闘うウォーレン・スティーブルマンズと拳を合わせることになった。ともに大事な試合を控えているだけに、ここは絶対に負けられないところ。魔裟斗やサワーも、この試合は注目していることだろう。
 1R、前蹴りでウォーレンの突進を止めるドラゴ。ウォーレンは、左フック。ドラゴは右ローキック、右ストレート、インローで攻撃。ウォーレンも、インローで返していく。ドラゴの右ローキックが当たる。左ストレートで倒しにかかるドラゴ。右ローキックでウフォーレンはバランスを崩す。ドラゴは左ストレート、右ローキック。ウォーレンは、ハイキック、右フックと素早く反撃。ドラゴは左ストレートをヒットさせる。ウォーレンは、インローを連発。蹴りで崩してパンチを狙っていくが、ドラゴのガードは強固だ。
 2R、ウォーレンは左ハイキック。ドラゴはジャブから強烈なローキック。ウォーレンはインロー。ドラゴは右ストレート。一進一退の攻防が続く。ドラゴの攻撃は、さらにテンポが速くなる。左、右と蹴りとパンチのコンビネーションが複雑になっていく。信じられないことに、ウォーレンはこの素早い攻撃についていっているどころか、自らも同じように反撃する。ドラゴがバックキックを狙えば、ウォーレンも同じ技で返す。わずかにドラゴが押しているように感じるが、それは僅差だろう。
 3R、ウォーレンは左ストレート、フック、ローキックと連続で攻撃。ドラゴは左ストレートで倒しにかかる。ドラゴは、ローキック。ウォーレンは、左ストレートで返す。するとドラゴは、右ローキック、そして右ストレートつなげる。左フックから右ローキック。左フックから右ハイキックと多彩に攻めいくドラゴは、やや有利か。ドラゴが素晴らしいのは、いくらウォーレンの攻撃を受けても、絶対に下がらないところ。ウォーレンは、左右のフックで攻めても、ドラゴは倍くらいの攻撃で返していた。ほとんど差がないまま、試合は終了。判定勝負になったが、勝者はドラゴ。二人とも、世界トップレベルの実力を証明することとなった。■

 
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ドラゴのコメント

——試合の感想は?
ドラゴ 良い試合ができて、7・7MAXへ向けての良いステップになったよ! 気分も最高さ!
——魔裟斗戦への良いアピールになった?
ドラゴ うん! ミスターマサト戦へ向けてこれからガッチリ準備していくよ。今日の試合が良いプレゼンになったんじゃないかな?(笑)
——MAXのベスト8に勝った気分は?
ドラゴ 勝つには勝ったけど、ウォーレンは反対側の山だから100%プラスにはなってないよ。あくまで、準々決勝でミスターマサト、準決勝でブアカーオと闘うつもりだからね。
——では、今日も「魔裟斗選手へのメッセージ」を!
ドラゴ ん〜、今日は何て言おうかなぁ〜(笑)。えっと、じゃあ……、ミスターマサト、キミが良い選手だってことは百も承知さ。だからきっちり手を抜かず練習をして、お互い良い試合をしよう!■


ウォーレン・スティーブルマンズのコメント

——ドラゴ戦の感想を。
ウォーレン 負けちゃったけどベストを尽くして闘ったし、会場も凄く盛り上がってたからけっこう満足してるよ。急なオファーだったけど、それなりの試合ができたしね。
——ダメージはある?
ウォーレン ドラゴの右ローキックが当たって、今、左足のすねがかなり痛いよ。僕としては蹴り足を掴んで攻撃しようとしてたんだけど、もらい過ぎちゃった!
——ドラゴのバックスピンキックに対して同じ技を返していたけど?
ウォーレン 僕はいつも試合の中で「ワ〜オ!」って言われるようなことをしようと心がけてるんだ。今日はバックスピンキックだったけど、ヒザ蹴りにヒザ蹴りでお返ししたりとか、そういうことをしたこともあるよ!
——ところでそのステキなヘアスタイルはどこでやったの?
ウォーレン 友達でヘアスタイリストがいてね、いつもカットしてもらってるんだけど、今回もやってもらったんだ。
——谷川プロデューサーも超気に入ってましたよ。
ウォーレン ホントに!? 4月に試合したときは、初めての日本だから真面目にしたいって思ってやんなかったんだけど、そんなに気に入ってくれたんだったら次からずーっとやろうかな!■