オープニングファイト第一試合には、日本人期待の野田貢が登場する。澤屋敷純一ばかりが注目されているが、じつは野田はK-1で4勝1敗。その勝利のうち、シリル・アビディからダウンを奪っての判定勝ちが含まれている点を見逃してはならない。その野田と対戦するのは、フランスのノエル・カデット。ファウコン・ジムに所属するカデットは、8戦6勝2敗となかなかの強豪だ。一体、どんな試合になるのだろうか。 1R、ゴングとともにカデットは右ローキックを連発。右ローキック、左ローキック、そしてまた右ローキックで攻め立てる。ガードを固める野田。ローキックを蹴りつつ、左右のフックが飛んでくるために反撃ができない。野田は、ヒザ蹴りを放つ。だが、かまわずカデットはローキック、左右のフックを連続で放っていった。野田はヒザ蹴り。カデットは踏み込んだローキックで倒しにかかった。猛攻を耐えた野田は、左右のフック、そして右ストレートでダウンを奪った。立ち上がったカデットは、再び、ローキック。これをガードした野田は、右フック、ヒザ蹴りで追い討ちをかける。右アッパー、右フック、ヒザ蹴りで一気にKOを狙っていった。 2R、カデットは左右のフックで猛反撃。これは、1Rと一緒だ。野田は下がらずにガードを固める。左、右フックを放つと、カデットは後ろを向いてしまう。これを見て、レフェリーは試合をストップした。これで野田は、また白星を増やした。 ■ |