ピーター・アーツのコメント ――ダウンを喫したのは、最後のジャブが効いたのですか?
アーツ パンチのダメージではなく、踏み込もうとしたらヒザが違う方向に動いて、痛めてしまったんだ。 ――トーナメントを振り返ってもらえますか。 アーツ 1試合目はいい感じで通過できたと思う。2試合目でスタミナをロスしてしまった。3試合目は自分の攻撃ができないまま終わってしまって、残念だったよ。 ――澤屋敷選手に関しては? アーツ ゲームプランはプレッシャーをかけて動きを止めることだった。彼はプレッシャーに負けた部分がある。そこで負けないようになれば大丈夫さ。 ――パワーが必要ということですか? アーツ パワーよりも経験を積んで、もう少し体を大きくしないとK-1のヘビー級ではやっていけないよ。 ――K-1とはアーツ選手にとって、どういったものですか。 アーツ オレは第1回のトーナメントから闘っている。生活の一部さ。負けたけど、まだ数年はやれると思ったよ。引退後もK-1とビジネスパートナーとして選手の育成などに携われればいいな。でも、それは先のことだと思っているけどね。 ――シュルト選手とは再戦でした。 アーツ すぐに終わってしまった。前回とは比べられないよ。前回は練習の成果を出せたからいい試合ができた。今回はなんと答えていいか…。 ――ヒザの負傷は? アーツ 右のヒザだ。ずれてしまって、水が溜まっているような状態なんだ。前方十字靭帯を痛めたみたいだ。■
セーム・シュルトのコメント ――3連覇を達成した気分はいかがですか。
シュルト 優勝できたことは非常に嬉しいね。それに3連覇を達成できたことも。 ――オランダ人同士の決勝でした。 シュルト いい試合ができたと思うよ。K-1はオランダでも人気が出てきている。さらにオランダ人選手の参戦も増えるだろう。K-1は素晴らしいシステムの格闘技だ。テレビで流れることで、出たい選手が増えるだろうね。 ――優勝は簡単でしたか? シュルト イージーじゃないよ。優勝するためにしっかりと練習を積んできた。簡単な試合ではなかったよ。素晴らしい試合で、夢が叶ったと思う。あとは映画の『ロッキー』のような試合をすることかな(笑)。 ――どの試合が一番、厳しかったですか。 シュルト 第1試合がタフだったし重要だった。結果、内容次第でそのあとの対応が変わるからね。アーツ戦は厳しい試合とは考えていない。でも、ピーターはどうかな? ――今後のプランとしては? シュルト 今のところはないよ。 ――『Dynamite!!』に関しては? シュルト オファーがあれば参加してみたいけど、決めるのはマネージャーだよ。 ――来年は4連覇を狙いますか。 シュルト 今のところ3連覇したことを実感して、嬉しい気持ちに浸りたいな。K-1の15周年という大会で3連覇を成し遂げて、すでにボクは歴史に残る選手になったと思う。でも、来年は誰も成し遂げなかった4連覇を達成したいね。■ |