第5試合◎K-1 WORLD GP FINAL準々決勝戦(4)/K-1ルール/3分3R延長1R
ピーター・アーツ
(オランダ/チーム アーツ)
vs 澤屋敷純一 ×
(日本/チームドラゴン)
1R1分29秒、KO ※右ストレート、2ノックダウン。澤屋敷は右ハイキックでダウン1あり
report

“K-1のレジェンド”ピーター・アーツが、今年もWGP決勝大会への出場を決めた。これは、93年の第一回WGPから数えて、15回連続のレコード記録。もちろん、彼一人しかいない。頂点に立ったのは、94年、95年、98年の通算3回。アーネスト・ホーストの持つ4タイム王者にリーチをかけている。その98年は、3試合すべて1RKO勝ちで優勝という、とんでもない記録まで作っている。そして、98年のアーツの活躍を見て、澤屋敷純一は格闘技を始めたと語る。アーツが初優勝した94年は、わずか10歳だった澤屋敷。その二人が、こうして決勝トーナメントで交わることになろうとは、なんという運命なのだろうか。実績は歴然だが、澤屋敷はバンナからダウンを奪って勝利を収めるなど、K-14連勝中。勢いがあるため、あっと驚く結末も予想される。

 1R、ゴングが鳴るとフットワークを使い、リングを回る澤屋敷。アーツは右ローキック。左ボディ、ヒザ蹴りとつなげる。さらにアーツは、右ローキック。澤屋敷は動きが止まってしまう。そして、右ハイキックが決まり、澤屋敷はダウン。立ち上がる澤屋敷に対して、左フック、ローキックでKOを狙うアーツ。澤屋敷はワンツー。アーツは右ローキックだ。これが何度も決まると、最後は右ストレート。ばったりと倒れた澤屋敷は、無念のKO負けとなってしまった。アーツが、ほとんど無傷で準決勝へと勝ち上がった。 ■

 
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澤屋敷純一のコメント

――敗因は?
澤屋敷 そうですね…早い段階でダウンしたのがよくなかったですね。
――最初のダウンを奪われたハイキックはガードの上からでしたが。
澤屋敷 ガードしたけど、予想以上に効いたと思います。
――アーツ選手との力の差は?
澤屋敷 そこまで長くやっていないので、分かりません。
――試合のゲームプランは?
澤屋敷 作戦をやる前にハイキックをもらってしまったんで…立て直す暇もなかったです…。
――試合のダメージは?
澤屋敷 まだあります…。■