第8試合からは『K-1 YOUNG JAPAN GP』がスタート。直前で対戦カードが変更されるアクシデントはあったものの、選手のレベルは今大会屈指。激しい試合が展開されるはずだ。トーナメントの第1試合で激突するのは、極真の佐藤匠とチームドラゴンの高萩ツトム。アマチュア時代に高萩が、K-1のリングでは佐藤が勝利しており、今回が完全決着となる。高萩はオランダ合宿を経験し大幅に成長しているが、はたして決勝戦に勝ちあがるのはどっちだ。 1R、ジャブからの右ストレートを打っていく佐藤。高萩は右に回りながら右ローイキック。そして、インローをコツコツと当てていく。佐藤は右フック。高萩はガードしつつローキック。右フックから左ボディ、右ローキックとホーストばりのコンビネーションをみせる。プレッシャーをかけていく佐藤は、ローキックをもらいつつ、左右のパンチで攻めていった。 2R、回りながら右ローキックを蹴っていく高萩。佐藤も右ローキックを返し、左右のボディブローへつなげる。高萩は右ストレートを放ちつつ、ローキック。佐藤はプレッシャーをかけながら、右フック。蹴りとパンチの攻防になっていく。高萩は執拗にローキック攻め。佐藤は間合いを詰めてパンチの連打で勝負をかけた。 3R、高萩はパンチでフェイントをかけつつ、右ローキック。このときに佐藤は、右のパンチをヒットさせていく。蹴りを耐える佐藤。パンチを耐える高萩。ただし、佐藤はローキックを受けているもののバランスは崩れない。一方の高萩は、パンチをもらって下がる場面も出てきた。判定は微妙だが、パンチで動きが止まった高萩が不利か。そして判定では、やはり佐藤の手が挙がる。決勝へ進出したのは、佐藤だった。 ■ |