第8試合◎K-1 YOUNG JAPAN GPトーナメント1回戦/K-1ルール/3分3R延長1R
佐藤匠
(日本/極真会館)
vs 高萩ツトム ×
(日本/TRYOUT/チームドラゴン)
3R判定3-0 ※30-29、30-29、30-29
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 第8試合からは『K-1 YOUNG JAPAN GP』がスタート。直前で対戦カードが変更されるアクシデントはあったものの、選手のレベルは今大会屈指。激しい試合が展開されるはずだ。トーナメントの第1試合で激突するのは、極真の佐藤匠とチームドラゴンの高萩ツトム。アマチュア時代に高萩が、K-1のリングでは佐藤が勝利しており、今回が完全決着となる。高萩はオランダ合宿を経験し大幅に成長しているが、はたして決勝戦に勝ちあがるのはどっちだ。

 1R、ジャブからの右ストレートを打っていく佐藤。高萩は右に回りながら右ローイキック。そして、インローをコツコツと当てていく。佐藤は右フック。高萩はガードしつつローキック。右フックから左ボディ、右ローキックとホーストばりのコンビネーションをみせる。プレッシャーをかけていく佐藤は、ローキックをもらいつつ、左右のパンチで攻めていった。
 2R、回りながら右ローキックを蹴っていく高萩。佐藤も右ローキックを返し、左右のボディブローへつなげる。高萩は右ストレートを放ちつつ、ローキック。佐藤はプレッシャーをかけながら、右フック。蹴りとパンチの攻防になっていく。高萩は執拗にローキック攻め。佐藤は間合いを詰めてパンチの連打で勝負をかけた。

 3R、高萩はパンチでフェイントをかけつつ、右ローキック。このときに佐藤は、右のパンチをヒットさせていく。蹴りを耐える佐藤。パンチを耐える高萩。ただし、佐藤はローキックを受けているもののバランスは崩れない。一方の高萩は、パンチをもらって下がる場面も出てきた。判定は微妙だが、パンチで動きが止まった高萩が不利か。そして判定では、やはり佐藤の手が挙がる。決勝へ進出したのは、佐藤だった。 ■

 
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高萩ツトムのコメント

photo「(試合を振り返って)申し訳ないです。ホーストさんもそうだけど、期待してくれていたんで。勝たないといけないですよね。(敗因は)相手は大きかったんで、スピードでかき回す予定だったんです。でも、プレッシャーがきつくて、パンチで押してきたんですよ。思っていたよりも、パンチで効かされました…。(前田さんからは)手数を出せと言われていたんですけど、試合では少なかったんですよ。最後はドローに持ち込めればいいと思ったんですけど。(今後の課題は)プロなんで、いい試合もそうだけど、勝つことが大事ですよね。勝つ試合をしないと…。これを機に立て直して練習を頑張ります。(次の試合ではどんなファイトを)K-1のファンからすれば、僕はイメージ的に連敗しているので、早く勝つ試合を見せたいです。チャンスをもらえるように準備をして頑張りますよ。でも、強太郎レンジャーが決勝に残っているんで。あいつはやってくれますよ。勝ってくれるのは嬉しいです。そこで面白くないとか思うのは、仲間でもライバルでもないですよ。本当は強太郎と決勝でやりたかったんですけどね。頑張ってもらいたいです。僕は気持ちを入れ替えて、頑張ります」■