第7試合◎日中国交正常化35周年記念7対7親善マッチ/K-1ルール/3分3R
△ 富永健義
(日本/TRYOUT)
vs 洪光(ホン・グァン)△
(中国)
3R判定1-0ドロー ※29-30(洪)、29-29、29-29
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 日中親善マッチのラストを飾るのは元欽ちゃん球団の富永健義だ。その類まれなセンスは特筆もので、常にトライアウトの中心にいたといっても過言ではない人物だ。洪光(ホン・グァン)と激突するが、応援している欽ちゃん球団のメンバーのためにも、絶対に負けられない一戦となる。
 1R、ホンはインロー、そしてサイドキックで攻める。富永はかわして、右ローキック。ホンは右ハイキックのダブル。二人とも動きが速い。お互いにローキック。富永は右ローキック、右フック。ホンはインロー、前蹴り、右ストレートにつなげる。フックを交換する二人。ほぼ互角だ。
 2R、ホンはインロー、右フックをダブルで放つ。これをかわした富永は、右ストレート。ホンは右ストレート、ハイキックを飛ばす。富永は右ローキック。ホンも同じ技で攻撃。富永は思い切りフックを振り回す。ホンもフックで迎え撃つ。一発でも当たれば、KO必至だ。

 3R、ホンは左右のフックを連打。かわした富永は右フック。ホンは右ストレート。富永はさらに右フックで攻撃。お互いに一歩も引かない。富永は右フック、右フック、右フックとKOを狙っていく。ホンも負けずに右フックだ。フェイントをかけながら繰り出すため、当たれば倒れるのは間違いない。しかし、二人ともフェイントには引っ掛からない。勝負は判定へ。だが、大きな差はなくドロー。日中の対抗戦は、3勝3敗1分の結果で仲良く分けた。 ■

 
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富永健義のコメント

photo「(相手の印象は)思っていた通りの感じでした。ただ、自分の動きが悪かったですね…。(試合を振り返って)あの試合は眠たいでしょう。眠たい試合をやってしまいました。変に配分とか考えすぎましたね。(理想の試合からすると)10、20点くらいです。クソっ。でも、ダメージはないです。緊張しました。ダメですね…。(今後の課題)全部は全部です。前の試合を経験して、配分を考えてしまったんです。ずっと行けるように、ぶっちゃけスタミナが問題です。(次の試合ではどんな姿を)トライアウトのときの感じです。ガンガン前に出る、あれでチャンスもらえたと思っているんで。変に細工をしてしまいました。うまくやろうと思いすぎました。こんな試合をしても次、チャンスがもらえるならファンが納得してもらえるような試合をしたいです(萩本欽一さんは?)7時から番組があったみたいで、間に合わなかったんですよ。残念です」■