第6試合◎日中国交正常化35周年記念7対7親善マッチ/K-1ルール/3分3R
× 春日俊彰
(日本/TRYOUT)
vs 王洪祥(ワン・ホンシャン)
(中国)
3R判定3-0 ※26-30、25-30、25-30。春日は2Rと3Rに右ストレートでダウン2あり
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 お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰がついにデビュー。トライアウトは緊張で笑いは一切なしだったが、今回も極度の緊張を味わっており、笑いは期待できそうにない(?)。だが、それは格闘技に真摯に取り組んでいる証拠。試合では驚きを提供してくれそうだ。王洪祥(ワン・ホンシャン)を相手に試合で魅せられるのか。
 1R、強烈な右ローキックを入れるワン。春日も右ローキックを返すが、さらにワンの蹴りを受けて吹っ飛んでしまう。ワンの危険なハイキックが春日の鼻先をかすめる。どよめく会場。左右の蹴り、パンチが次々と春日に襲い掛かる。春日は守るのが精一杯で、攻撃が出来ない。ときおりミドルキックを繰り出すが、ワンの猛攻を受けることに。春日が大ピンチだ。
 2R、ワンの攻撃が増してくる。サイドキック、左ローキック、後ろ回し蹴りが容赦なく春日の肉体へ。逃げる春日だが、そうかと思うとミドルキックを蹴っていく。だが、読まれた春日は右ストレートを合わされてダウン。立ち上がった春日に、ワンは右ストレート、後ろ回し蹴りで追い討ちをかけてきた。

 3R、サイドキックからフックを連打するワン。春日は攻められない。レフェリーがアグレッシブに攻めるように注意。春日はハイキックを打って行くが、ワンには通じない。さらに攻めると、右ストレートをもらって春日がダウン。さすがに終わったかと思われたが、なんと春日は立ち上がる。そして、ワンに向かっていき、左右のフックを振り回した。結果的に判定で負けた春日だが、最後の頑張りに拍手が送られた。 ■

 
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春日俊彰のコメント

photo「(K-1の舞台は)この感覚は味わったことがないですね。緊張と興奮と、なんて言ったらいいのか。(練習の成果は出せた?)いや〜…。この試合の課題がガードを固めると、前に出るだったんです。ガードはできて、いい攻撃はもらってないんですよ。でも、前に出れないですね。最初は1Rで終わらせるつもりで行ったんですよ。でも、あと一歩が差になります。ほかの選手は懐に飛び込んで闘っていますけど、僕はジャブだけでしたから。(今後の課題は)課題は変わらず前に出るですね。出られたら強くなれるんじゃないかって思ってます。(今後もK-1で?)今の時点では、ハイ。やっぱり試合のあとは悔しいんですよ。でも、しばらく経つと怖くなるんですけど(笑)。せめて、お笑いに戻る前に勝利を味わいたいです。でも、お笑いでウケルのもいいものですから。(今後の目標は)初勝利を挙げたいです。または納得のいく試合をしたいですね。もしかしたら、そこで完結するかもしれませんけど。春日がどう動くか、ですよ。期待されてない分やってやるぞって思うんですけど、逆に期待されると弱いんです(笑)。春日は難しいです。(最後に笑える一言を)トゥース!! 春日です。春日の動きに活目せよ!! 大爆笑でしょっ!?」■