日中7対7マッチの5試合目には、プロレスラーの河野真幸が登場。トライアウトでは「帰りたい」「逃げる」など相手を惑わす(本気?)コメントでキャラを確立した河野だが、はたしてどんな闘いを見せてくれるだろうか。K-1ルールで使えるプロレス技を披露すると豪語していたが、王多峰(ワン・ドォーフォン)に対してどんな技が飛び出すか。 1R、雄叫びを上げながらワンは右ローキック。さらに、フックからローキックと動きは意外と速い。じっくりと待つ河野は、右ストレートを打っていく。雄叫びを上げてこの攻撃を耐えるワン。構わず河野は右ストレート。ワンは左右のフックを振り回す。河野が接近すると、ワンはヒザ蹴り。これが金的攻撃となってしまう。インターバル後、河野はフック、右ストレート。さらに右ローキックをヒットさせる。ラウンド終了間際、河野は予告していたドロップキック。これは当たらなかったが、会場が沸いた。 2R、再びワンは雄叫びを上げながらフックを放つ。河野は右ローキック。ワンが突っ込んできたところへ、河野は左ハイキックを直撃。これでワンはダウンを喫してしまう。勢いに乗った河野は、右ローキックを連打。右ストレート、ハイキックとKOを狙っていく。ワンは勝負を投げそうで投げない。ときおり放たれるフックは、かなり危険だ。 3R、ワンはローキック。河野は右フックを放ち、倒れるワンにストンピングのマネ。立ち上がったワンは、ヤル気がなさそうに見えつつ、フックで攻撃。あと一歩でKOできそうな河野だが、最後の一撃を食らわせることができない。ハイキックや右ストレートを放つが、タイムアップ。判定では文句なしに河野が勝利。日本の3勝2敗となった。 ■ |