第4試合◎日中国交正常化35周年記念7対7親善マッチ/K-1ルール/3分3R
○ 濱田淳史
(日本/TRYOUT/チームドラゴン)
vs 戦東偉(ジェン・ドンウェイ)×
(中国)
2R1分26秒、KO ※右ローキック
report

 お坊さんと格闘家の2足の草鞋を履いている濱田淳史。今日がお盆の最終日のため、お坊さんとしては負けられない(?)闘いになるはず。だが、前日に体調不良を訴えており、厳しい展開になってしまうかも知れない。戦東偉(ジェン・ドンウェイ)を相手に、お坊さんの意地を見せられるか。
 1R、ジョンはサイドキックで攻撃。濱田はこのサイドキックを冷静にさばきながら、ローキックを叩き込んでいく。それでもジョンは、サイドキック。右フックを放ち、すぐにサイドキック。濱田はローキックだ。この攻防が続くが、濱田のローキック攻撃を受けてジョンの動きは鈍くなっていく。足を効かせた濱田は、ハイキック。これが紙一重で決まる。なおもローキックを放つ濱田。KOは時間の問題に思われた。

 2R、濱田はローキックを連打。ジョンの動きは、さらに遅くなる。濱田はなおもローキックを連発。数え切れないほどのローキックを浴びたジョンは、ついにダウン。このままジョンは立ち上がれず、濱田がKO勝利を収めた。 ■

 
photo
photo
report

濱田淳史のコメント

photo「(試合を振り返って)前日に8度5分の熱があって、不安だったんですよ。なんとか熱を下げて試合に出ました。自分を出し切ることしか考えてなかったですね。(ローキックを意識)練習通りです。前田さんのミット通りに体が動きました。ローキックは得意技なんで。前田さんからのアドバイスもありました。(K-1の舞台)いい舞台で闘わせてもらって光栄です。お盆は坊主でしょう(笑)。言ったからには勝たないとね。意地を見せられたかな。仕事はキッチリとしましたよ。(今後の課題、目標は)どんなに小さくてもK-1の舞台で頑張りたいです。(MVPは意識?)今のところKOは僕だけなんで、可能性はあるとは思います。(K-1で通用する自信は)龍道場でやっていて、練習量はハンパじゃないですから。試合を見ても、ドラゴン勢だけ違ったと言われたいです。(ファンに一言)これからもK-1で完全燃焼したいです(合掌)」■