第3試合◎日中国交正常化35周年記念7対7親善マッチ/K-1ルール/3分3R
× 山本哲也
(日本/TRYOUT/義勇会)
vs 黄何清(ホワン・ハーチン)○
(中国)
3R判定3-0 ※27-30、27-30、27-30。1R、山本はパンチ連打でダウン1あり
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 山本哲也は今大会の参加選手のなかでは最年少のファイターだ。だが、7月に行なわれたトライアルリーグでは春日俊彰を下し、着々と経験を積んできている。対する中国チームからは35歳の黄何清(ホワン・ハーチン)が出陣。年の差、16歳の対戦となるが、山本は前日、“殴りあう”発言をしているだけに激戦必至だろう。
 1R、ホワンは鋭いサイドキック。一回、二回、三回とサイドキックのみ。山本は右ローキックで足を狙う。なおもホワイはサイドキック。山本はハイキック、右ストレートを放つが届かない。ホワンはサイドキックを蹴りつつ、たまにフックを連打する。距離を詰めたい山本は、この右フックをもらってしまい、ダウン。立ち上がった山本は、右フックを打ち込んでいくが、ホワンのサイドキックに逃げられてしまう。
 2R、ホワンはサイドキック。すかさずフックを連打。山本はローキックを入れるが、ホワンは崩れない。それどころか、ホワンは壊れたロボットのように左右のフックを次々と終わりなく繰り出していく。山本はダウンを挽回すべく打ち合うが、このフックの連打に押されてしまう。フックの連打にサイドキックが入ってくるため、山本は攻撃を組み立てられなかった。

 3R、ホワンはサイドキックから左右フックの連打。これを繰り返す。だが、パターンが分かっても山本は攻略できない。打ち合おうとすると、ホワンの激しい連打が待っている。離れれば、サイドキック。この繰り返しに、山本は苦しんだ。結局、判定となり、ダウンを奪われた山本が敗北。日本の1勝2敗となった。 ■

 
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山本哲也のコメント

photo「(試合を振り返って)もっと体力をつけないと。でも、ダウンはしたけど効いてはなかったですね。見栄えの問題だと思います。(今後の課題は)もっと試合をコントロールできるようになりたいです。効くパンチはなかったですからね。(サイドキックは)やりづらかったですね。先にローキックを打つしか対抗策がありませんでした。見に来てくれた彼女には格好悪い姿を見せちゃいました…。今後は色んな大会に出たいと思っています。負けたままじゃ嫌なんで、リベンジしたいです。中国まで行きますよ。友達が応援に来てくれたのは力になりました。(ほかの試合は見た?)最初の2試合しか見てないですね。(K-1のリングは)気分が違いますね〜。絶対、トップになってやりますよ」■