2試合目に登場するのは、千葉ロッテ、阪神で活躍した元プロ野球選手の立川隆史だ。トライアウトに参加したときから大きな注目を集めていたが、マイク・ベルナルドの元で南アフリカ合宿を経験し、格闘家としての才能を開花させている。会場には千葉ロッテの応援団が駆けつけるなか、190cmの巨漢、閻 文凱(ヤン・ウェンガイ)と激突。はたして生き残るのはどっちだ!! 1R、ロッテの大応援団の声援をバックに立川は、ジャブを放ちつつ右ローキックを蹴っていく。ヤンは、足を上げてガードしつつ同じ技を返す。だが立川は、構わずローキック。ヤンは右フック。立川はインローで崩しにかかる。立川の狙いは完全にヤンの右足一本。ローキックが次々と決まっていく。ヤンはこれに合わせて左フックを放つが、立川はガード。ほぼ互角のまま、ラウンドが終了した。 2R、ヤンは前蹴り。立川は相変わらず、ローキック。一発、二発、三発…、ロッテ応援団の盛り上がりとともにローキックが入っていく。ヤンはフックを叩き込んでいくが、立川はガード。ヤンはアッパーも混ぜていくものの、立川はガードしながらもローキック。この攻防が繰り返される。 3R、またしても立川は執拗にローキック。嫌気をさしてきたのか、ヤンの動きが遅くなる。ときおりフックを打ち込むが、立川にディフェンスされてしまう。立川はローキック。ヤンは思わずマウスピースを吐き出した。そこへ立川は右フック。両手をヒザの上に乗せてしまったヤンをみて、レフェリーはダウンを宣告。このあとも立川はローキックで冷静に攻めて、判定勝ち。ロッテの大応援団と抱き合い、立川は勝利を分かち合った。 ■ |