第1試合◎日中国交正常化35周年記念7対7親善マッチ/K-1ルール/3分3R
× 伊藤純
(日本/士魂村上塾)
vs 孫武(ソン・ウー)○
(中国)
3R判定3-0 ※26-29、26-29、26-29。伊藤は1Rに右ストレート、2Rに左アッパーでそれぞれダウン1あり
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ついに開幕した『K-1 TRYOUT 2007 SURVIVAL』。まず前半は7対7日中親善マッチからスタートする。第1試合に登場するのは元プロボクサーの伊藤純だ。勝てば伊藤は、師である村上竜司から“竜司”の名前を受け継ごうとしているだけに絶対に負けられない一戦だ。対するは中国トライアウトを勝ち抜いた孫武(ソン・ウー)。ムエタイ、散打の経験者で体格的には伊藤にひけをとらない。日本対中国の初戦。どんな結末が待ち受けるのだろうか。

1R、横蹴りで入るソン。伊藤は前へ出て、右ローキック、フック、アッパーにつなげる。そして伊藤は飛びヒザ蹴り。これをソンがキャッチして、投げてしまう。右腕を気にするしぐさをしていた伊藤だが、試合再開。ソンはローキック。伊藤は構わずフックを振り回す。ハイキックをガードしたソンは、ワンツースリーと連打で攻撃。伊藤はガードしつつ、フックで反撃。両者、打ち合いとなり、伊藤が右のパンチをもらいダウン。立ち上がった伊藤に、ハイキックと左右のフックで追い込んだ。
2R、左右のフックで猛攻を仕掛けるソン。伊藤はミドルキックで腕を殺しにかかる。ソンはハイキック。これをガードした伊藤は右アッパー。ソンは左右のフックでラッシュをかける。伊藤は右ハイキック、右アッパー、ローキックと畳み掛ける。ソンはハイキック。伊藤のローキックが決まる。動きが止まったように見えたソンだが、パンチを連打。これで伊藤が二度目のダウン。立ち上がった伊藤は、フックを連発して反撃したところでラウンド終了。

3R、あとのない伊藤は、左ストレートで押していき、フックを連打。右、左とフックが飛ぶ。ソンも打ち合うが、伊藤に押されて下がってしまう。伊藤はまったく下がることなく、右のフック、アッパーで逆転のKOを狙う。だが、ソンは下がりながらもこれを耐え、勝負は判定へ。最後は盛り返したが、ダウンのポイントが響き、3-0でソンが勝利を収めた。 ■

 
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伊藤純のコメント

photo「やられちゃいました…。未熟者でした。以上です…」■