第7試合◎世界最終予選トーナメント準決勝◎K-1ルール/3分3R延長1R
× パトリック・バリー
(USA/チーム ミスター パーフェクト)
vs ザビット・サメドフ
(ベラルーシ/チヌックジム)
3R判定2-1 ※28-29、29-28、30-27
report

 準決勝のもう一つは、好勝負必至のカードが実現。リカルド・ノードストランドをKOしたパトリック・バリーと、ベラルーシの実力者ザビット・サメドフが闘うことになった。手に汗握る攻防が期待されるこの試合は、どちらが勝利を収めてファイナルへ進むのだろうか。
 1R、左ハイキックから右フックを見舞っていくサメドフ。スピードとキレがある。バリーは左フック、右フック、右ローキックと連続させていく。サメドフは右ストレート、左フックで攻撃。インロー、そしてヒザ蹴りがバリーの金的へ。バリーは右ストレート。サメドフは右ローキックを返す。さらに飛び込んで、蹴りからワンツーと素早い攻撃をみせた。バリーは攻撃を見極めながら、ローキック。サメドフは積極的にフック、アッパー後ろ回し蹴りで攻めていった。

 2R、サメドフは左フックから入る。バリーは左ストレート。サメドフはローキック、左ストレート、左右のフックと畳み掛ける。バリーは左ローキックを連発してダメージを与えているように見えるが、いかんせん手数が足りない。サメドフはヒザ蹴り、右ハイキック、後ろ回し蹴りと休まずに攻め続ける。手に汗握る展開ながら、どちらが優勢かは微妙なところだ。

 3R、バリーは左フック、右ローキックで攻めていく。さらに右アッパー、左ストレートで崩しにいった。とくに左ローキックが有効で、ヒットするたびにサメドフの動きが止まった。だが、サメドフは右フックを返す。パンチは、ときおりバリーをとらえ、ポイントになっているとも見える。大きな展開もなく、判定へ。ダメージのポイントでいえばバリーだが、手数ではサメドフ。最終的にジャッジが支持したのは、サメドフだった。決勝へ進出したのは、サメドフだ。 ■

 
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