第5試合◎スーパーファイト◎K-1ルール/3分3R延長2R
× ピーター・ボンドラチェック
(チェコ共和国/バカルディ)
vs アリエル・マストフ
(イスラエル)
3R1分52秒、KO  ※後ろ回し蹴り
report

スーパーファイトでステファン“ブリッツ”レコと闘うことになっていたピーター・ボンドラチェックは、ハリッド“ディ・ファウスト”欠場のあおりを受けて、対戦相手が変更。地元アメリカのアリエル・マストフとのカードが組まれた。レコを想定した戦略を組み立てていたはずのボンドラチェックは、相手がマストフに代わって試合にどんな影響があるのか気になるところ。だが、それはダグ・ヴィニーとの対戦が組まれていたマストフも同じこと。二人とも生き残るために、全力を尽くすことはずだ。
1R、マストフは左右のフック、ハイキックでラッシュをかけて、右フックでダウンを奪った。立ち上がったボンドラチェックに、飛び後ろ回し蹴り。さらに右フックを連発してKOを狙う。ボンドラチャックは、耐えつつも右フック、右ハイキックで反撃。マストフはボディブロー、後ろ回し蹴りで攻めていく。追い込まれたボンドラチェックは、右フックを連発して、逆襲に転じる。マストフはスタミナを使ってしまったのか、動きが止まってしまう。波乱のままラウンドが終了した。

2R、息を吹き返したボンドラチェックは、左右のフックを連打して猛攻をかける。右フックをもらったマストフは、ダウンだ。まさかの展開に会場は盛り上がる。ボンドラチェックはフックを連打。防戦一方となったマストフは、苦し紛れの胴回し回転蹴り。これをかわしたボンドラチェックは、右ハイキック、ボディブロー、ローキックで止めを刺しにいく。マストフはときおりフックを返しつつ、ラウンドを耐え切った。

3R、ヒザ蹴りを繰り出すボンドラチェック。耐えたマストフは右フック。倒れるマストフ。だが、レフェリーはなぜか、ダウンを宣告しない。形成が逆転したマストフは、右フックを連打。ボンドラチェックもローキックやアッパーを返すが、最後は後ろ回し蹴りでダウン。立ち上がることができずに、KO決着。逆転の連続を制したのはマストフだった。 ■

 
photo
photo photo
photo