第2試合◎世界最終予選トーナメント準々決勝◎K-1ルール/3分3R延長1R
× イマニー・リー
(USA/シャークタンク ジム)
vs リック・チーク
(USA/Nor-Cal Fighting Alliance)
3R1分52秒、TKO ※レフェリーストップ
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ラスベガス大会の常連となっているスコット・ライティが、ケガによる欠場。これにより、世界最終予選トーナメントの行方がさらに複雑なものになっている。ライティの代わりに出場するのは、イマニー・リー。「オレはボブ・サップに負けていない」とアピールするリーは、アレクセイ・イグナショフと闘ったこともあり、繰り上がりながらもU.S.A.GPで準決勝へ進出した経験を持つ。対するリック・チークは、20試合して17KOという高いKO率を誇る。キックだけではなく、柔術、ボクシングなどの格闘技キャリアがあり、総合格闘技のイベント、『グラディエーター・チャレンジ』では3戦3KOと負けなしだという。台風の目になりそうなのは、チークの方か。

 1R、チークは動きながらジャブを放ち、前蹴り。どっしりと構えたリーは、右ミドルキック、ワンツーとパワーを活かしつつ攻めていく。チークは右ローキック、ワンツー、右フックと軽快なコンビ。リーは前へ出つつ、右ローキック。さらに前蹴りで突き放そうとするが、チークのミドルキックをもらい、バックブローがアゴをかすめる。チークが後ろ回し蹴りを見せると、リーも同じ技を返す。ほぼイーブンでラウンドが終了した。
 2R、リーは突進しつつジャブを放つ。チークは左フックで迎え撃ち、右の飛びヒザ蹴り。なおも突進するリーは、前へ出ながらも迫力のあるローキックを叩き込んでいく。チークは右ミドルキック、そして左ハイキック。リーのローキックに合わせてバックブロー。手数ではチークが有利か。

 3R、ヒザ蹴りの攻防。リーはミドルキック、チークは左フックを返す。チャンスとみたのか、リーは前へ出てローキック、アッパーで積極的に攻めていく。チークは左右のフック、ヒザ蹴り、右フック。するとリーは下腹部を押さえながらも後ろを向いてしまう。これを見たレフェリーは、チークのKOを宣告。リーはローブローを主張したが、受け入れてくれなかった。これにより、チークが準決勝へ進出した。■

 
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