第7試合◎ASIA GP準決勝戦◎K-1ルール/3分3R延長1R
武蔵
(日本/正道会館)
vs 王強 ×
(中国)
2R2分00秒、試合放棄
※1R、ローブローで王に警告。1R、2:00で王が試合放棄したため武蔵の勝ち扱い
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 ASIA GP一回戦のパク・ヨンスとの闘いで、ローブローを二度ももらい大きなダメージを負ってしまった武蔵。どうにかヨンスを倒して準決勝へ勝ちあがったものの、ダメージは簡単には消えないはずだ。そんな不安を抱えつつ、武蔵は険しい表情でリングへ上がる。武蔵を迎え撃つのは、ランディ・キムを倒した王強だ。はたして、どんな結末を迎えるのだろうか。
 1R、武蔵は左ストレートを見舞っていく。王は紙一重でかわし、右ローキック。ステップの使えない武蔵は、王のローキックをガードするものの蹴りは出せない。王は右ストレート、インローで武蔵を攻めていく。武蔵はジャブ、ジャブからのハイキック。そして王が右ストレート、そしてヒザ蹴りを放ったときに、これがなんと金的に入ってしまう。またしても反則の攻撃をもらった武蔵。リングの上で前のめりになって倒れてしまう。これをみたセコンドが、タオルを投入。一度は、王の勝利が決まった。

 だが、反則行為でインターバルが与えられないうちにタオルが投入されたため、無効扱いに。3分間のインターバルで回復状況をみたのちに、武蔵が闘う状況でなければ、その時点で負けとなることがリングで説明される。インターバルをもらった武蔵だが、王がリングを下りて帰ってしまったため、試合放棄とみなしたとのアナウンスが流れる。思わずハプニングで、武蔵の勝利が告げられた。■