第6試合◎ASIA GP準決勝戦◎K-1ルール/3分3R延長1R
× 藤本祐介
(日本/MONSTER FACTORY)
vs 金泰泳
(日本/正道会館)
2R1分59秒、KO ※ヒザ蹴り。2R、藤本はヒザ蹴りでダウン1あり
report

 ASIA GP準決勝は、金泰泳VS藤本祐介の闘いを先に行うことに。二人は正道会館の先輩と後輩。藤本は金の背中を見て育ったこともあり、恩返し的な背景もあった。
 1R、金は右ローキック。藤本も同じ技で返すと、金はさらに踏み込んで右ローキックをヒットさせた。左ボディを狙う金。藤本はジャブから左ハイキック。金は右ローキック、インローで攻め立てた。藤本は右ボディブロー。これをディフェンスした金は、ボディへヒザ蹴り。ほぼ互角のままラウンドが終了した。

 2R、金は右ローキック。藤本は左アッパーから右のパンチ、左フックを放っていく。左ロー、右フックを打っていく藤本だが、金を崩せない。金は左フック、右ローキック、ヒザ蹴りにつなげる。これで動きが遅くなった藤本に対して、金はさらにヒザ蹴り、フックで畳みかけてダウンを奪った。藤本は左ハイキックで攻めるが、金はかわしてローキック、そしてヒザ蹴り。下がる藤本に金は追い討ちのヒザ蹴りをヒットさせてKO勝ち。なんと金が決勝進出を決めた。■
 
 
comment

金泰泳のコメント

「(目の状態は)目というよりも鼻なんです。試合は殺し合いじゃないからね、ファイターとしてはやりたいんだけど。ドクターがダメだというのは仕方ないですよ。悔しいけど…。戦闘竜戦でのバッティングだと思います。HERO’Sで田村潔司選手とやったときに折って、微妙に治りかけたときにまたやってしまいました。藤本戦でさらに悪化しましたね。(折角のチャンスだったが)しょうがない。藤本に頑張ってもらおうかな。戦闘竜、藤本、武蔵を阻止すると言って、できたからいいかな。久しぶりのK-1でドキドキでした(笑)。(手応えは)まだいけるかな、というのはあったかな。闘い方は変えているけど、大丈夫だなと感じました。2戦やって2KO。3KO狙いたかったけど。(K-1が香港で初開催)K-1はすごくエキサイティングなスポーツ。KOが多くて、大きな選手同士の倒し合いが醍醐味です。(どう試合を見ればいい?)応援する選手を誰か作って、その選手を応援するのがいいと思いますよ」■