第3試合◎ASIA GP1回戦◎K-1ルール/3分3R延長1R
藤本祐介
(日本/MONSTER FACTORY)
vs 石洪堅 ×
(中国)
3R判定3-0 ※30-28、30-28、29-28
report

バダ・ハリとの初代ヘビー級王者決定戦に敗れて以降、復帰戦のリングに上がる藤本祐介。ASIA GP連覇を目指す藤本は、もともと無差別級としても十分な体格を持っているだけに、計量がない今大会では持ち味を存分に発揮できるだろう。対する石洪堅(シュ・ホンジャン)の情報は少ないが、一気にトーナメントを制覇してもう一度、ヘビー級のベルトへの挑戦権を獲得できるか注目だ。
 1R、仲間の王強がランディ・キムを下し勢いに乗りたい石は、いきなり右ハイキック。これを間一髪でかわした藤本は、左フックで反撃。石はアッパー、右ハイキックと次々と攻撃していく。藤本は右ボディストレート、右ローキックをヒットさせた。石は右フック、サイドキック。藤本はバランスを崩しながらもフックを放っていった。
 2R、インローを蹴っていく石。サイドキック、ローキックとK-1への順応をみせた。藤本は右フックを顔面とボディへ。だが、石を崩しきれない。闘いにくそうな石だが、右ストレートがまともにヒット。石はたまらずダウンを喫した。止めを刺しにいく藤本だが、石がパンチで反撃する場面もあり、仕留めることはできなかった。

 3R、藤本は左ミドルキックをクリーンヒット。だが石は揺るがない。ハイキックで攻撃するなど、まだ石は元気だ。藤本はハイキックを繰り出すが、石を崩せない。先のことがあるためか、強引に攻めていくことはせずに、じっと相手の出方を待った。大きな動きがないまま、試合は終了。ダウンを奪っている藤本が判定勝利を収めた。■
 
 
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石洪堅(シュ・ホンジャン)のコメント

「(試合の感想)正直、失望しました…。(初のK-1の舞台は)今回、K-1に上がるということでとても期待をしていたんですけどね。でも、まだ私はルールに慣れていないということです。もっと練習を積んでこないといけません。(今後の目標は)もし今後、チャンスがあればしっかりと準備して臨みたいと思います。今回はあまりにも時間がなかったことと、相手のことをなにも知らない状態で試合をすることになったのが敗因です。次、機会があればしっかりと準備をして、万全の状態で臨みたいと思います」■