第2試合◎ASIA GP1回戦◎K-1ルール/3分3R延長1R
王強
(中国)
vs ランディ・キム ×
(韓国/フリーム)
2R1分32秒、KO
report

 K-1参戦後、初の勝利を狙う韓国のランディ・キムがASIA GPにエントリー。対戦する王強(ワン・チャング)は散打の実力者だが、ランディが初勝利を飾るには絶対に避けては通れない道だ。しかも、一回戦を突破すれば、過去に敗北をしている武蔵と再戦する可能性もある。そこも突破すればトーナメント優勝すらも視野に入ってくるため、ランディにとっては大チャンスとなる。
1R、ゴングとともに飛び出して攻撃したのは王だった。強烈な右ローキックがランディにヒット。ランディは右ストレートを合わせていく。王は驚いた表情を見せたが、ローキックをバシバシと当てていった。ランディは右ストレート。王はこの動きを読んだのか、すんなりとかわしてローキック。さらに接近してのヒザ蹴りでランディを追い込んでいく。ランディは、それでも右ストレート。王はよけつつ、ローキックを浴びせていく。ランディはバックブローを出すが当たらなかった。

2R、ランディは右ストレート。王はインロー、右ローキックを淡々と蹴っていく。クリンチが多くなり、ランディはレフェリーに注意をもらう。王はローキック、接近してのヒザ蹴りと攻防は変わらない。ローキックに苦しみつつ向かっていく気迫をみせていたランディだが、左フックをもらってダウンを喫し、立てずにKO負けとなってしまった。王が準決勝進出を決めた。■
 
 
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ランディ・キムのコメント

「(試合の感想は)やっぱり、やることがいっぱいありますね…。(具体的には)なにより経験が足りないですね。スタミナ分配が未熟だと思います。(ローキックは効いた?)それはあるけど、相手の情報がなかったのも大きな要因でしょうね。(ケガの状態は)緊張した筋肉をほぐしてはいるだけです。(ダメージは)体の痛みはないけど、スタミナ不足を痛感しています。(気持ちが折れた?)そうですね。試合後半で力が入らなくなっていったんです。その圧迫感は大きかったです。(ほかの課題は)スタミナが一番ですよ。ほかにもキック、ボクシングも足りない。足りないこと、それが一番。 自分のこれだという武器がないんですよね。(K-1転向後、未勝利。次は勝てる自信はあるか)質問が難しいですね。勝利よりも練習で自信を回復したいです。心にも自信がついたときに勝利を味わえると思います」■