第0試合/リザーブファイト◎K-1ルール/3分3R延長1R
× キム・ドンウック
(韓国/Team Lazenca)
vs エルハン・デニス
(トルコ/メジロジム)
2R0分23秒、KO ※右ローキック
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 ASIA GPのリザーブマッチは、韓国のキム・ドンウックがトルコのエルハン・デニスと対戦する。ドンウックは、K-1に参戦して、まさかの2連敗。これ以上負ければ、シルム時代の栄光も完全に消え去ってしまいかねない。背水の陣で臨み、試合でも持ち前のパワーで前に出て行くことだろう。デニスのデータはほとんどないが、ともに負けられない試合となりそうだ。
 1R、デニスは右ローキック、右ローキック、右ローキックと完全にドンウックの左足狙い。前へ出るドンウックは、ジャブを打ちつつ右のパンチを打っていく。かまわずデニスは、右ストレート、そして右ローキック。さらに右ハイキックがドンウックの首筋に巻きつく。決まったかに思えたが、なんとドンウックは倒れない。突進して左右のフックを見舞っていく。デニスはローキックを面白いようにヒットさせる。デニスが優位のままラウンドが終了した。

 2R、左ミドルキックをヒットさせたデニスは、左ハイキックでKOを狙う。だが、これはドンウックがガード。ならばとデニスはローキックを連発。これがまともに入り、ドンウックがダウン。このままKOとなり、デニスが衝撃のデビューを飾るとともに、リザーブの権利を獲得した。■
 
 
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エルハン・デニスのコメント

「(試合の感想)K-1での初めての試合だったので、できるだけベストを尽くしたつもりだし、それは結果に現れていると思う.今回はリザーブマッチに出場したんだけど、 本戦に出れたらいいなと思っていた。実は出るという話をもらっていたんだけどね。さっき、なくなっちゃったよ。次回だね。(相手の印象)ハートの強い選手だった。打ってもやり返してきて、かなり強かったね。ローキックとハイキックを出して、当たったのに倒れなかった。(ローキックはアンドレ・マナードの指示?)ハイキックを出すのにローキックを使わないといけない。ハイキックを使えるようにローキックを出していたんだ。(将来はどんなファイターに?)強いダイナミックなファイターになりたいな。まだ僕は若いから、確実にトレーニングを重ねて、徐々に強くなればいいと思っているよ」■