ASIA GPのリザーブマッチは、韓国のキム・ドンウックがトルコのエルハン・デニスと対戦する。ドンウックは、K-1に参戦して、まさかの2連敗。これ以上負ければ、シルム時代の栄光も完全に消え去ってしまいかねない。背水の陣で臨み、試合でも持ち前のパワーで前に出て行くことだろう。デニスのデータはほとんどないが、ともに負けられない試合となりそうだ。 1R、デニスは右ローキック、右ローキック、右ローキックと完全にドンウックの左足狙い。前へ出るドンウックは、ジャブを打ちつつ右のパンチを打っていく。かまわずデニスは、右ストレート、そして右ローキック。さらに右ハイキックがドンウックの首筋に巻きつく。決まったかに思えたが、なんとドンウックは倒れない。突進して左右のフックを見舞っていく。デニスはローキックを面白いようにヒットさせる。デニスが優位のままラウンドが終了した。 2R、左ミドルキックをヒットさせたデニスは、左ハイキックでKOを狙う。だが、これはドンウックがガード。ならばとデニスはローキックを連発。これがまともに入り、ドンウックがダウン。このままKOとなり、デニスが衝撃のデビューを飾るとともに、リザーブの権利を獲得した。■ |