第8試合:スーパーファイト/K-1ルール
× イム・チビン
(韓国/KHANジム・ソウルテウンジム)
vs アルトゥール・キシェンコ
(ウクライナ/キャプテン オデッサ)
2R1分04秒 TKO ※レフェリーストップ
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 韓国の代表として絶対に負けられないイム・チビンが、メイン・イベントに登場。対するは、MAX世界大会開幕戦でチビンの盟友イ・スファンをKOしたばかりの“貴公子”アルトゥール・キシェンコだ。キシェンコにとっては、世界大会決勝トーナメントへ向けての調整試合になるだろうが、チビンにとってはスファンの敵討ちの意味合いも強い。それが大袈裟だとしても、韓国のエース的な立場としては負けられないはずだ。
 1R、前へ出てヒザ蹴りを狙っていくのはキシェンコ。韓国の応援団の声援を受けるチビンは、右ローキック、左ハイキックで攻撃。キシェンコは、ガードしてヒザ蹴り。そして、イ・スファンを倒したボディブローをチビンへ。これをディフェンスしたチビンは、左フック、右ローキックへとつなげた。チビンは左ミドルキックをヒットさせる。左のボディブローも放ち、キシェンコと真っ向勝負だ。キシェンコはヒザ蹴り、ボディブローと狙うのはチビンの腹。ガードを固めたチビンは、ローキックで崩しにかかった。
 2R、キシェンコは右ローキック。これを受けたチビンが、苦痛の表情を浮かべてしまった。キシェンコはすかさずローキック。これでチビンはダウン。立ち上がったものの、キシェンコは再び右ローキックでダウンを奪う。気力で立ち上がったチビンはハイキックをみせるが、キシェンコはかわしつつローキック。バランスを崩したチビンに、キシェンコはローキックを連発。倒れたチビンをみて、レフェリーはKOを宣告した。クラウスに続き、キシェンコも絶好調ぶりをアピールした。■
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アルトゥール・キシェンコのコメント
「ダメージはないです。ローキックでのKO? とくにローで勝つ計画ではなかったんですけどね。正確にローが当たったからKOできたのでしょう。今後は、少し休んでMAX世界大会へ向けて頑張っていきます。まだ若いといわれるけど、それがプラスになっているのは事実です。韓国のファイターと闘うことが多い? そうですね。でもイム・チビンは一番の強敵でした。尊敬している選手? みんな強くて尊敬していますけど、そのなかでもレミー・ボンヤスキー選手やレイ・セフォー選手は尊敬しています」■