第6試合:スーパーファイト/K-1ルール
チェ・ヨンス
(韓国/Tエンターテインメント)
vs 鈴木悟 ×
(日本/TEAM KUROFUNE)
2R2分17秒 TKO ※レフェリーストップ
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  シリモンコンと並び、元ボクシング世界王者のチェ・ヨンスがKAHNで3戦目を迎えることに。以前は、魔裟斗と試合が組まれていたこともあったが、ケガによって流れてしまった経緯がある。復活したヨンスは、今年の2月に那須儀治を判定で下したばかりだ。ヨンスとの対戦に名乗りを挙げたのは、元ボクシング日本王者の鈴木悟。足を止めて打ち合うのか、とても興味深い対決となった。
1R、まずはヨンスがなんと後ろ回し蹴り。これには最初からどよめきの声があがる。ローキックを蹴っていったのは、ヨンスだ。そして右ボディ。鈴木も右フックを返す。ヨンスも右フックで応戦。さらにヒザ蹴りまでみせて、かなり蹴りの練習をしてきたのが分かる。少し驚いたのか、攻撃がなかなか組み立てられない鈴木。得意の右のパンチもなかなかヒットしない。そこで鈴木は、コツコツと蹴りを放っていくことに。ヨンスはジッと耐えたところで、ラウンドが終了。
2R、ジャブを伸ばしてインローをヒットさせていく鈴木。ようやくリズムが掴みかけたそのとき、ヨンスのボディブローが鈴木に入る。ガードを固める鈴木に、ヨンスの右フックが火を噴いた。顔面にまともにもらった鈴木は、大の字に倒れてしまう。それでも立ち上がると、ヨンスのパンチの嵐を受けることに。右ストレートで二度目のダウン。フラフラになりながら立ち上がった鈴木は、ヨンスのパンチの連打をもらい、棒立ち。ここでレフェリーが割って入り、試合を止めた。■
 
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チェ・ヨンスのコメント
「スズキは体重を乗せたパンチを打つのがうまいし、強い相手でした。彼の右フックは効きましたね。だけど私は、キックの研究をしてきたために勝つことができたと思います」■