第3試合:スーパーファイト/K-1ルール
× キム・ジュン
(韓国/ソウルテウンジム)
vs ジョン・ウェイン・パー
(オーストラリア/ブンチュージム)
3R判定3-0 ※30-24、30-25、30-25
report
  久しぶりにジョン・ウェイン・パーが、K-1絡みの大会へ出場することとなった。ウェインといえば、豪州の暴れ馬と呼ばれるほどのパンチのラッシュが得意技。ここでキッチリと倒しておけば、ウェインが再び浮上してくる可能性も高い。対戦相手は当初、タイのシンビテウンになる予定だったが、練習中に腕を骨折するアクシデントに見舞われ、同じジムの韓国のキム・ジュンに変更となった。
 1R、左ミドルキックをヒットさせるウェイン。すかさず、左右のフック連打からローキック、そしてミドルキックのコンビネーションをみせた。呆気にとられている様子のジュンはガードを固めつつ、ローキックを返すのが精一杯か。ウェインはローキックからパンチにつなげるコンビネーションが冴える。だが、ガードを下げて隙を見せたときに、ジュンの右ストレートがヒットしてしまう。怒ったウェインは、打ち合いに持ち込み、右ストレートでダウンを奪う。続いて左フックでも倒し、格の違いを見せつけた。
 2R、1Rと同じようにパンチから蹴りのコンビネーションをみせるウェイン。とくにミドルキックが何度もジュンのボディへ入り、立っているのが不思議なくらいだ。ジュンはローキックの単発と、ときおり右ストレートを放つのみ。ウェインの技の披露会になってしまった。
 3R、最終のラウンドもスタートはウェインの華麗なコンビネーションの披露会。このパターンを見切ったのか、ジュンは右ストレートをヒットさせる。またしても怒りに炎に油を注いだジュンは、ウェインの右ストレートを食らってダウン。立ち上がるも、あとは攻撃をただガードするだけだった。判定は文句なしでウェイン。倒せなかったのだけが課題か。■
 
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ジョン・ウェイン・パーのコメント
「相手の対策は考えていませんでした。ですから相手が代わっても、最善を尽くしただけです。パンチよりもキックの方が多かった? でも、特別に意識はしていませんでしたよ。世界的に有名になるには、やっぱりK-1が一番ですね」■