第6試合:世界一決定トーナメント開幕戦/K-1ルール/3分3R延長1R
アンディ・サワー
(オランダ/前年第2位/シュートボクシング オランダ)
vs オーレ・ローセン ×
(デンマーク/推薦/Untamed)
1R2分07秒、KO ※右ストレート
report
 05年にMAX世界王者に輝いたアンディ・サワー。しかし、そのあとは栄光から遠ざかっているのが現状だ。06年の世界大会ではブアカーオの進化したパンチの前に完敗。自身のホームグラウンド、SB(シュートボクシング)のS-CUPでは緒形健一に敗戦を喫し、王座から陥落した。まさにドン底を味わったサワー。しかし、屈辱を払拭するために今年のサワーはフルスロットルで走り抜けている。4月の世界最終選抜で日本王者の佐藤嘉洋から磐石の勝利を挙げると、5月には母国・オランダで2年半ぶりの試合に快勝を収めた。さらには、1ヶ月もない準備期間でSBのリングに上がり、貫禄の勝利を見せた。サワーと対戦するのはオーレ・ローセンだ。ローセンは、かつてSBのリングでサワーに1RKO負けを喫しており、今回がリベンジマッチとなる。
1R、左ローキックをヒットさせるローセン。慎重に蹴りを出していく。スロースターターのサワーは、インローを蹴りつつ様子をみる。前日までの熱の影響があったのか。ローセンは、力強いワンツーで攻撃。ディフェンスするアンディ。ローセンはさらに前へと進み、ヒザ蹴りを見舞う。サワーはワンツー、左フック。右ストレートが当たり、ローセンが下がってしまう。右ローキック、左ストレートをローセンは返すが、右ストレートをもらってダウン。そのままKO負けを喫してしまった。■
 
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アンディ・サワーのコメント
「(感想は)勝てて嬉しいよ。体調がよくなくて、試合に出られるか分からなかったからね。できることをやって、決勝大会に進もうと決めたんだ。全力で試合をしたら、思ったより早く終わったね。(体調不良とは)インフルエンザだと思う。オランダでも体調が悪くて熱があったんだ。ビザの関係で到着が遅れて、インフルエンザが悪化したんだよ。シュートボクシングの協力で薬を飲んだりしたんだけど、計量の時もよくなかった。でも、計量のあと病院に行ってから、試合に臨んだんだ。(作戦は)短い試合を狙っていたわけじゃないよ。ベストを尽くそうとは思っていたけど、あそこでKOが出るとはね。(相手の変更は)とくに影響はない。ただ一つの試合に過ぎないよ。(決勝大会に向けては)具体的ではないけど2週間の休暇をとって、のんびりしてからトレーニングをするつもりさ。(優勝への自信は)当然、優勝できると思ってる。ブアカーオにリベンジしたいな!」■

オーレ・ローセン
※病院に直行したためノーコメント