第6試合:スペシャルファイト◎K-1特別ルール/2分3R
HIROYA
(日本/フリー)
vs ロイ・タン ×
(オランダ/メジロジム)
3R判定3-0 ※30-27、30-27、30-27
report
  タイで修行中の15歳のHIROYAが、WGPシリーズに初参戦。しかも、格闘王国オランダで初めて試合をすることとなった。HIROYAの相手は、18歳のオランダ人。アンディ・サワーに憧れるメジロジムのロイ・タンが選ばれた。レベルの高いオランダ人を相手に、HIROYAがどこまで闘えるのか。今後を占う意味でも、重要な試合といえた。
 1R、左フックから右ローキックで入るロイ。これをガードしたHIROYAは、右ローキックを返す。さらに右ローキック、鋭い前蹴りを突き刺す。HIROYAの右ハイキックをガードしたロイは、右フック、ローキックで崩しにかかる。HIROYAはインロー、右ローキックと足を狙う。ロイは左フック。HIROYAは右のロングフックをかぶせ、小さい左フックを放つ。レベルの高い攻防が続き、ラウンドが終了した。

 2R、ロイは右ローキック。HIROYAはフック、ローキックをヒットさせる。フェイントをかけつつローキック。さらにまたローキック。HIROYAの狙いは完全に足だ。ロイが動くたびに、HIROYAはローキックを蹴っていった。
 3R、ロイは前蹴り、ヒザ蹴りで攻撃。HIROYAは完全に見切ったのか、これをかわして、ローキック。意識を下へ向けつつ、右ハイキックでKOを狙う。ロイがこれをガードすると、今度はローキック。動きが遅くなるロイ。HIROYAは飛びヒザ蹴り。ハイキック、ローキックと狙うのはKOだ。ロイはフックを返すのが精一杯で、試合は判定へ。見事にHIROYAが勝利を収め、確実に成長していることを証明した。■
 
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 HIROYAのコメント
hiroya「緊張してて全然ダメでした。集中できていたつもりが、外国なので雰囲気が違って……。(試合内容に関しては)タイにいたので試合の組み立てができなくて、いい動きができませんでした。もっとパンチが出せたらいいなって。一発だけじゃなくて、連打で出していきたいです。(スタミナが付いた?)はい。(相手に関して)一発は強かったんですけど……KOできない相手じゃなかったなって。(今までの相手より強かった?)そうですね。でも、もっとできたなって思います。(会場の声援は聞こえた?)はい、でも相手選手への声援じゃないかな……。(今後に関しては?)もっとプロらしい試合ができるように頑張ります。(次の試合はタイで?)はい、8月くらいにタイで試合をしたいです。今度はムエタイルールで。(周囲のプレッシャーに関しては?)分からないですけど、次の試合で頑張りたいです。(タイは“ホーム”って感じ?)そうですね。次はムエタイルールで頑張ります」■