| タイで修行中の15歳のHIROYAが、WGPシリーズに初参戦。しかも、格闘王国オランダで初めて試合をすることとなった。HIROYAの相手は、18歳のオランダ人。アンディ・サワーに憧れるメジロジムのロイ・タンが選ばれた。レベルの高いオランダ人を相手に、HIROYAがどこまで闘えるのか。今後を占う意味でも、重要な試合といえた。 1R、左フックから右ローキックで入るロイ。これをガードしたHIROYAは、右ローキックを返す。さらに右ローキック、鋭い前蹴りを突き刺す。HIROYAの右ハイキックをガードしたロイは、右フック、ローキックで崩しにかかる。HIROYAはインロー、右ローキックと足を狙う。ロイは左フック。HIROYAは右のロングフックをかぶせ、小さい左フックを放つ。レベルの高い攻防が続き、ラウンドが終了した。 2R、ロイは右ローキック。HIROYAはフック、ローキックをヒットさせる。フェイントをかけつつローキック。さらにまたローキック。HIROYAの狙いは完全に足だ。ロイが動くたびに、HIROYAはローキックを蹴っていった。 3R、ロイは前蹴り、ヒザ蹴りで攻撃。HIROYAは完全に見切ったのか、これをかわして、ローキック。意識を下へ向けつつ、右ハイキックでKOを狙う。ロイがこれをガードすると、今度はローキック。動きが遅くなるロイ。HIROYAは飛びヒザ蹴り。ハイキック、ローキックと狙うのはKOだ。ロイはフックを返すのが精一杯で、試合は判定へ。見事にHIROYAが勝利を収め、確実に成長していることを証明した。■ | | |