第4試合:EUROPE GPトーナメント準々決勝◎K-1ルール/3分3R延長1R
× 天田ヒロミ
(日本/コシ・トラスト)
vs ポール・スロウィンスキー
(オーストラリア/ファインダーズ ユニ ムエタイジム)
1R 1分50秒 KO ※左ローキック
report
  日本の天田ヒロミが、EUROPE GPにエントリー。かつてはパンチのみで勝負をする姿が目立ったが、最近は伊原道場で蹴りのテクニックを学び、試合でも使うようになっている。さらに進化した天田の勇姿に期待したいところ。だが、天田の前に立ちはだかるのは、オーストラリアのポール・スロウィンスキーだ。スロウィンスキーは、ローキックのスペシャリストで、現在はアーネスト・ホースト氏の元で修行を積んでいる。さらに強くなっていることは確実で、GPに出場する選手のほとんどがマークしているという。はたして、どんな結末を迎えるのだろうか。
 1R、ポールはやはり得意の右ローキックから入る。天田は、それに合わせて左右のフック。ポールは表情をまったく変えずに、淡々と左ローキックを的確にヒットさせる。天田は動きながら、左フックを出していく。それでもポールは、左ローキックだ。耐えていた天田だが、左ローキックをまともにもらって動きが止まったところで、スタンディングダウンを取られてしまう。「バカ野郎〜」と叫ぶ天田。だがポールの左ローキックをもらい、天田はヒザをついて倒れてしまった。KOでポールが勝利。天田は一回戦敗退に終わる。■
 
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 天田ヒロミのコメント
amada「練習してきたことはローキックのカットですね。やってはみましたけど、相手の圧力に飲まれて、どんどん押し込まれました……。いつものように先手先手で行けば良かったです。(ダメージは?)足がさっきから痺れてて変な感覚になってます。右足はテーピングしても全然ダメなんですよね。天田らしさを捨ててしまって、技術に走ってしまいました。これで終わったら納得いかないんで、次もできれば海外でチャンスもらいたいですね。(決勝戦は?)できればポールに勝ってもらいたいですね。今回はポールの昔のビデオを見てかなり研究してきたんですよ。でも1Rで俺がローキックをカットできるのが分かったら、向こうが作戦を変えてきたんで……失敗でしたね。またチャンスもらいたいです!」■