| 日本の天田ヒロミが、EUROPE GPにエントリー。かつてはパンチのみで勝負をする姿が目立ったが、最近は伊原道場で蹴りのテクニックを学び、試合でも使うようになっている。さらに進化した天田の勇姿に期待したいところ。だが、天田の前に立ちはだかるのは、オーストラリアのポール・スロウィンスキーだ。スロウィンスキーは、ローキックのスペシャリストで、現在はアーネスト・ホースト氏の元で修行を積んでいる。さらに強くなっていることは確実で、GPに出場する選手のほとんどがマークしているという。はたして、どんな結末を迎えるのだろうか。 1R、ポールはやはり得意の右ローキックから入る。天田は、それに合わせて左右のフック。ポールは表情をまったく変えずに、淡々と左ローキックを的確にヒットさせる。天田は動きながら、左フックを出していく。それでもポールは、左ローキックだ。耐えていた天田だが、左ローキックをまともにもらって動きが止まったところで、スタンディングダウンを取られてしまう。「バカ野郎〜」と叫ぶ天田。だがポールの左ローキックをもらい、天田はヒザをついて倒れてしまった。KOでポールが勝利。天田は一回戦敗退に終わる。■ | | |