| 昨年のEUROPE GP王者であるビヨン・ブレギー。かつてはボスジムで練習をしていたが、今はバダ・ハリ、メルヴィン・マヌーフらのいるマイクスジムへ。体の頑丈さを活かし、ボスジムでは対角線のコンビネーションを習得。マイクスジムでは、スピードを手に入れつつあるようだ。ブレギーと対戦するのは、ベルギーのブレクト・ウォリス。ルーマニア大会で優勝し、一気に本戦へと駒を進める計画なのだろう。 1R、ウォリスは右ローキック、サイドキックを繰り出す。ブレギーは鋭いジャブで様子をみる。サウスポーのウォリスはワンツー。左ストレートは鋭い。ブレギーは右フックを返す。さらに右ストレート。これをディフェンスしたウォリスは、左フックを連発。ブレギーは右ヒザ蹴り。そしてハイキックにつなげる。ウォリスが左ミドルキックを繰り出した直後、ブレギーは左フックでダウンを奪う。立ち上がったウォリスにブレギーがパンチを連打したところでラウンド終了。 2R、ブレギーは右ストレート、左ミドルキック、ヒザ蹴りと連続攻撃。さらに右ストレートでとどめを刺しにいく。だが、ウォリスは踏ん張り、ミドルキックを返す。ときおり繰り出される、左ストレートは危険だ。 3R、ブレギーは右ストレートを繰り出す。だが、次の試合を考えているのか無理はしない。ウォリスはフックで逆転を狙うが、ヒットしない。大きな展開もなく、試合が終了。ダウンを奪っているブレギーが勝者となり、準決勝へ進出した。■ | | |